【twst】 TIME OVER -第一節-Ⅱ【逆トリップ】【男夢主】 (ページ23)

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良いことをすると倍になって戻ってくる〜マレウス編〜ページ23

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あの後、気まずくなってしまった為、1日目と同じようにゲームをしてまた解散した。
そして自分はというとパソコンを開いて打ち込みをしていた。

ｺﾝｺﾝｺﾝ……

マ「すまない、仕事中だったか。」
『いや大丈夫だよ。そこに座って。』
マ「お言葉に甘えて座らせてもらおう。」

マレウス君はソファーに腰掛けて待っていた。そして俺はマレウス君に紅茶とお菓子を出して対面に俺も座った。

『さてと……今回はどうしたんだ？』
マ「……お前にとっての仲間とは一体何なんだ？」

ｰｰｰｰｰ

Malleus side.

仲間というのがよく分からない。

同族意識？それとも同情？僕には関わりの無いような言葉で。
どうやって使うのだろうか。どのように接すればいいのか。よくわからない。

だからいつものように仲間というAに相談しに来た。

『仲間……ね。仲間と友人の関係には俺には大きな溝があると考えてるんだ。』
マ「溝……とは？」
『仲間は“同族嫌悪”,"利用相手"。友人は“会話を交わす程度”,"絶対に守りたいとは思わない"って感じで俺は区別してる。』

やはり同族嫌悪などもあるのか……

『そんで"大切な人","守りたい人"は俺にとって"親友"という物だと俺は思っている。いやそう接してるが正しいのか？』
マ「そうなのか……」
『あ、でもこれは俺の感覚であって……他の人にとっては誰も信用できない人だっているし、逆に皆友達だと思っている人だっている。』

俺はそう思うだけだ！と焦ったように言うAは言う。
少し慌てているAが新鮮で少し含み笑いをしてしまう。

『笑うなよぉ……』
マ「ふふ。Aにも苦手な物はあるのだな。」
『当たり前だろ。この世界に生まれた奴らは全員生まれつき欠点がある。』
マ「欠点……」

お前も友達作るの苦手だろ、とAは言うと僕の胸に何かｸﾞｻﾘと刺さるような感覚がした。
刺されたのか？と思って背後を見ると、Aは大笑いした。

マ「なんで笑うんだ。」
『あははwwwなんかｸﾞｻｯってきたんだろ。図星だってわけだ。』
マ「図星……」
『まぁ苦手でも"人とは仲良くした方が俺は良いと思うよ"。』
マ「人と仲良く……」

僕に出来るのだろうか。話しかけようとすると逃げて行ってしまうのに……
そう思うとAは難しく考えすぎんなよ？とアワアワとする。フム、これは考えすぎなのか……

マ「でも話しかけようとしても逃げてしまう。ならどうすればいいんだ？」