【木吉鉄平】Sweet pea

勉強 ページ7

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『そこの回数は減らして、ここを増やすっていうのは…』








「そうね、そうすればスタミナが…」









リコとAが2人で練習メニューを考えている。







リコとAは選手と同じか、それ以上にバスケについて勉強をしている。







プラス、高校生男子の体に負担がかからない程度に丁度良いメニューを考え組んでくれている








俺達は1人で、選手だけで戦っているわけではないと実感し、なんだかとても嬉しくなる光景だ。









「なんか良いよな、あぁやって俺達のメニューを1から考えてくれてるのって。」








「そうだな、俺たちも期待に応えられるようになんなきゃな」








伊月が額の汗を拭きながらA達の様子をみる





俺はPGもやるし、Cもやる。







それは口で言うのは簡単だが、実際にやるのはとても困難なこと。







そんな俺を支えてくれるのは、シューターの日向もそうだが、伊月もだ。







的確なパスはとても勉強になる。









「なぁ伊月、お前また告白されたんだって？」








「えっ、なんで木吉が知ってんの？」








「いや、Aが教えてくれたんだ。
お前も大変なんだなぁ…」








流行や噂に疎い俺にAは色々教えてくれる。








「またAに教えてもらってたのか。


ほんっと、お前はAがいないと何もできないなぁ」






「むっ、そんなこと…あれ、そうかもしれないなぁ」








呆れて練習に戻る伊月。






いつのまにか、リコとAもメニューを組み終わったみたいだ。








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