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「……なんて、いきなり言われても迷惑ですよね」






あはは、と誤魔化す様に笑う辰也くん






『いや……迷惑なんかじゃないけど……
その、つまり……?』






私が聞きたいことは一つ。


なんだか、性格が悪いみたいだけど
私のことが好きというのをカミングアウトされて……



私はどうすれば良いのだろうか






「そうですね。オレと付き合ってほしいです」






うぉ……直球できた。


きっと私の顔は赤く染まっているだろう。


告白のセリフと一緒に、辰也くんがぎゅっと手を握ったままなのだから。






「返事、急がなくていいです」






そう言って辰也くんは席を立つ


つられて急いで私も立ち上がる






「戻りましょう、A先輩」






先を歩く辰也くんの斜め後ろを歩く



昼休みの終わり頃なので、教室に戻る生徒がちらほらと見える




1年生の女の子の後輩が辰也くんを見つめているのを見かけた。




やっぱりモテるんだな、辰也くん。




辰也くんと一緒に歩くことで、周りから注目されている事に気がついた






『辰也くんって人気者だね、すごく注目されてスターの気分だよ』






「A先輩が可愛いからですよ。A先輩って後輩から人気あるんですよ?」






くすり、と笑う辰也くん。



いや、明らかに辰也くんといる私を恨めしそうに見ている子が……



後輩の女子のグループって怖いなぁ






「それじゃあ、また放課後に」






『うん、また後でね』






教室に戻る途中、やっぱり後輩ちゃんの視線が気になった。








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嫉妬→←2人のキモチ



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れーね(プロフ) - 赤月*さん» コメントありがとうございます♪ 氷室さんかっこいいですよね! 次回作もよろしくお願いします^ ^ (2014年4月6日 15時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
赤月*(プロフ) - 氷室さんイケメンすぎる・・・!!とても面白かったです!! (2014年4月6日 14時) (レス) id: fe2838f6f4 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - 美想さん» 始めまして! ありがとうございます♪ その様なコメントをいただけるだけで更新に力が入ります☆ 次回作もよろしくお願いします! (2014年4月4日 8時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
美想(プロフ) - はじめまして!この作品がとても大好きで、更新を毎回楽しみにしてました(*’ω’*)とても面白かったです!次回作も楽しみにしています。 (2014年4月4日 4時) (レス) id: c663c5e7b6 (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - にゃー。さん» え、同じタイトルの小説ありましたか? すみません、分からないです。もし同じようなタイトルがあり、内容が同じであるのならすぐに消します (2014年4月4日 4時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音央 | 作成日時:2014年3月16日 19時

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