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STORY 73 ページ25

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「それにしても驚いたわ。家に帰る途中に征十郎に会うなんてね」


「僕も君たちの家に寄る前に会えて良かったよ」


征十郎と近くのカフェに寄った。
柊花は初めは戸惑っていた様だけれど今は慣れてきたのか笑顔が戻っている


「僕がいる理由はもう分かるよね?」


そう言った征十郎が取り出したのは小さな箱二つ。


「誕生日おめでとう、柊花、A。」


シルバーのお洒落な箱は、セレブ御用達のアクセサリーショップの物。


「ありがとう…!!」


「これはまた高価な物を…」


開けて、との事なのでさっそく柊花が箱をあける。
プレゼントの中身を確認する際の顔が、今までで一番輝いていた。


「これは…腕時計?」


柊花のプレゼントは、金色の可愛らしいデザインのアナログの腕時計だった。


「綺麗な銀色の髪に映えると思って。気に入ってもらえたかな?」


「えぇ! とても気に入ったわ」


さっそくつける柊花の横で私も箱を開ける。


「これは…?」


硝子張りになっていて、鍵がかかる小物入れのよう。


「オルゴールが付いている小物入れだ。鍵もあるから大切な物を入れるといい。
丁度、大輝から髪留めを貰ったのだろう?」


ふふ、と全てを見通したように笑う征十郎


「あぁ。そうさせてもらうよ。ありがとう、征十郎」


さて、と席を立つ私。


「早いけれど、私はこれで。征十郎、今度また別の機会に会おう」


柊花に小さくウィンクをしてその場を去った。



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設定タグ:黒子のバスケ , 音央 , 双子
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音央(プロフ) - 音羽さん» 夢主が青峰、姉が赤司エンドになるように書いています。主人公は双子ですが、夢主の方をメインで書いています。分かりにくくてすみません(>_<) (2014年7月20日 7時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
音羽 - これ誰寄りですか? (2014年7月20日 0時) (レス) id: 378d446dfb (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - めっちさん» 訂正ありがとうございます どこの部分か教えてくださいますか? (2014年5月2日 16時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
めっち(プロフ) - 小金じゃなくて小金井だと思います (2014年5月2日 16時) (レス) id: ec77ad1dee (このIDを非表示/違反報告)
れーね(プロフ) - rusiaさん» コメントありがとうございます^ ^ 大丈夫ですよ! 更新が遅くなってしまうかもしれませんが、頑張って更新します! これからもよろしくお願いします^ ^ (2014年4月28日 16時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音央 | 作成日時:2014年2月20日 17時

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