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STORY 15 ページ16

「それで、何かワケありなんだろう?」


日向先輩が聞いてくる。
勘が良い人は好きだ


「はい。もちろんマネとして入りましたが、練習に参加させてもらいたいんです」


私がそう言うと皆は首を傾げる


「どーゆーこと?」


小金井先輩からの質問。
分かりやすくまとめよう


「私たちはある事情があって、女バスに入らなくてはいけませんでした。けれどここには女バスがない。
なら、男バスに入るしか選択肢はありません」


そこまで柊花が言うとリコ先輩、いやカントクが最もな事を言う


「別に入ることに問題があるわけじゃないけど、ストバスとかじゃダメなの?」


「それ、俺も思った」


伊月先輩も気になっていたようで。


「部活じゃないと、ダメなんです。
先程のある事情と言うのは…
《私達の力で、私達の入るバスケ部を日本一にすること》なんです」


柊花が言う。


「んん。つまり…どういうことだ?」


日向先輩、見た目に問わず頭悪いんですね。


「えー、そうですね。
ここの男バスを日本一にしなくてはならない理由があるので、練習に参加させてもらいながらアドバイスでも。ということです。」


理解していただけましたか?
という視線を向ける。


「あっはは、おもっしろいわねっ‼︎
いいわ、気にいった‼︎ 受け入れましょう!」


カントクが笑いながら言う。


「日本一にならないといけない理由は分からないけれど、悪い事じゃないし寧ろ喜ぶことよね。それに可愛い子が一緒に練習したらやる気も上がるだろうしね〜?」


「ありがとうございますっ」


私達が練習に入るなんて、我ながら無茶なお願いだって分かっているから断られるかと思ったけれど
先輩たちは受け入れてくれた。

もちろん、一年生達も。


「これから、試合とかには出れませんが練習頑張りますっ‼︎」


「コーチとしての役割でもしてもらおうかしらね〜」


カントクから、マネの仕事は特にいいから練習に参加してコーチをしてくれとの頼みがあった。

断る理由なんて、ない。


「はい、そういうことなら厳しくいきますよ」


柊花が言う。
元主将だけあって、メニューは厳しくなりそうだな

なんて、他人事じゃないけど…。




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れーね(プロフ) - ころさん» あああありがとうございますっ! これからも頑張りますねっ♪ (2014年2月10日 19時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
ころ - 面白いです! 続き頑張ってください! (2014年2月10日 19時) (レス) id: 462f952e5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音央 | 作成日時:2013年12月23日 12時

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