検索窓
今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:17,077 hit

Everlasting happiness twelve ページ14

***




「ねぇA? こっち向いてくれないとオレつまらないよ」




『やだよ恥ずかしいもん』




あの後お風呂に入って(もちろん別々でね)少しだけゆっくりして……。



2人で寝るには少し狭いシングルベッド、辰也くんに背を向けて布団を被る。



辰也くんは私の方を向いているのか、辰也くんの息が頭にかかる。



こっち向いて、とばかりに腕を回してくる辰也くんに『しょうがないなぁ……』と腕に頭を乗せる。




「A、オレはこっち向いて欲しかったんだけど」




不貞腐れてる様に聞こえるけれど、声が笑ってる




「A、寒い。もう少しだけくっついていい?」




そう言いながらキュッと抱きしめてくる




『辰也くん苦しい〜』




うりうり、と辰也くんの体に頭を押しつける




「………Aの匂いがする。
高校生の頃からAのシャンプーの匂い好きなんだ」




『そうなの? そういえばシャンプー変えてないなぁ』




高校生の頃から、ううん、多分中学生の頃から変えてないシャンプー。
匂いが気に入っていて変えたくないんだ



辰也くんもこの匂いを気に入ってくれているのはすごく嬉しい。




「……Gentle fragrance…Aはやっぱり落ち着く……」




そう耳元で聞こえ、辰也くんの寝息が聞こえた。




『おやすみなさい、辰也くん』





***

Everlasting happiness thirteen→←Everlasting happiness eleven



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

音央(プロフ) - 織さん» ありがとうございます!次回作も頑張りますね、投稿するまで少しの間お待ちください…! (2015年3月24日 7時) (レス) id: f503ce939e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても面白かったです!!!!次のお話も楽しみに待ってます! (2015年3月24日 0時) (レス) id: 9e725c6790 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - 緋桜霧月 さん» その様なコメントを頂けるだけで書く気力が上がります! 不定期更新ですが暖かく見守ってください・・・! (2014年11月29日 7時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜霧月 - すっごく良い作品ですね!続きが待ち遠しいです…!! (2014年11月29日 0時) (レス) id: b416ced436 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:音央 | 作成日時:2014年10月16日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。