Everlasting happiness twelve ページ14
***
「ねぇA? こっち向いてくれないとオレつまらないよ」
『やだよ恥ずかしいもん』
あの後お風呂に入って(もちろん別々でね)少しだけゆっくりして……。
2人で寝るには少し狭いシングルベッド、辰也くんに背を向けて布団を被る。
辰也くんは私の方を向いているのか、辰也くんの息が頭にかかる。
こっち向いて、とばかりに腕を回してくる辰也くんに『しょうがないなぁ……』と腕に頭を乗せる。
「A、オレはこっち向いて欲しかったんだけど」
不貞腐れてる様に聞こえるけれど、声が笑ってる
「A、寒い。もう少しだけくっついていい?」
そう言いながらキュッと抱きしめてくる
『辰也くん苦しい〜』
うりうり、と辰也くんの体に頭を押しつける
「………Aの匂いがする。
高校生の頃からAのシャンプーの匂い好きなんだ」
『そうなの? そういえばシャンプー変えてないなぁ』
高校生の頃から、ううん、多分中学生の頃から変えてないシャンプー。
匂いが気に入っていて変えたくないんだ
辰也くんもこの匂いを気に入ってくれているのはすごく嬉しい。
「……Gentle fragrance…Aはやっぱり落ち着く……」
そう耳元で聞こえ、辰也くんの寝息が聞こえた。
『おやすみなさい、辰也くん』
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音央(プロフ) - 織さん» ありがとうございます!次回作も頑張りますね、投稿するまで少しの間お待ちください…! (2015年3月24日 7時) (レス) id: f503ce939e (このIDを非表示/違反報告)
織(プロフ) - とっても面白かったです!!!!次のお話も楽しみに待ってます! (2015年3月24日 0時) (レス) id: 9e725c6790 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - 緋桜霧月 さん» その様なコメントを頂けるだけで書く気力が上がります! 不定期更新ですが暖かく見守ってください・・・! (2014年11月29日 7時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
緋桜霧月 - すっごく良い作品ですね!続きが待ち遠しいです…!! (2014年11月29日 0時) (レス) id: b416ced436 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音央 | 作成日時:2014年10月16日 21時