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STORY 119 ページ23

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「緑間君も黄瀬君も初めから並外れてたわけじゃありません


〈キセキの世代〉と呼ばれる彼らも一・ニ年の頃は周囲より少し優れた選手
その程度でした。


……その頃です。赤司君が突然、女バスと練習試合を組み始めたのは。」




「……柊花とAか」




あの頃は、なぜ赤司君が女バスと練習試合を組むのかが分かりませんでした。



ぶっちゃけた話、自分の事で精一杯で、女バスの事なんて頭になかった。



僕たちの中学、帝光中学は男バスが強豪なのは誰の目からみても明らか。



だから、今まで女バスがそこまで有名になることなんてなかった。




「女バスって最初から強いわけじゃなかったのか?」




「はい。それまでは実力はなく、初戦敗退が常だったと黄瀬君が言っていました」




だけどそれは、僕たちが入学するまでの話


赤司君によると、僕たちと同時期から急激に強くなったんだとか。




「あの2人は強えーけど、いきなり全国とかそんなレベルになんのか?」




「Aさん達は人を惹きつける魅力の様なものがあります。
あの二人は練習の仕方も変えたでしょうし…だからこそ、2人に女バスは着いて行ったのでないかと。」




人は強いものに惹かれる。



人を惹きつける独特な雰囲気、嫌味のない仕草、そして勝利へ導いてくれる確かな実力




「小せぇ頃からすげーとは思ってたけどそういうリアルな話を聞くとマジもんだな、アイツら」




すげぇや…と感心する火神君を横目に話を続ける




「ちょくちょく、青峰君が女バスの所へ行くのはみていたんです。
その頃はまだAさんの名前を知らなくても、Aさんは青峰君好みの女性である事は変わりませんしね」




「ったく青峰って奴は何者なんだよ…」




「ただのアホですよ」




そのアホな青峰君の事が大好きなAさんも相当なものですが。




「最初の試合…僕たちとAさん達が初めて出会った試合です。
あの頃の〈キセキの世代〉は自分の実力を過信していたんです。
まぁ今でもそうなんですけどね」






自分に実力があるから。あの2人…
〈キセキの姫君〉を舐めてかかっていた






その〈キセキの姫君〉の由来も知らずに









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音央(プロフ) - 無敵の二次オタさん» ありがとうございます! そのようなコメントをもらうだけで励みになります! 私情で更新が遅れてしまい申し訳ないです… (2014年9月2日 18時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
無敵の二次オタ - 更新頑張って下さい!!毎日楽しみにしてます!! (2014年9月1日 17時) (レス) id: 56fd9651b5 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - 神夜さん» コメントありがとです^ ^ 不定期更新ですが頑張ります! (2014年6月17日 3時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)
神夜 - 面白いです!!更新楽しみにしています^^ (2014年6月16日 23時) (レス) id: f43f522182 (このIDを非表示/違反報告)
音央(プロフ) - アスカさん» ありがとうございますっ! 更新頑張りますねっ♪ (2014年6月7日 15時) (レス) id: a8ee3e0c57 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:音央 | 作成日時:2014年5月7日 21時

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