零様大好き症候群

貢ぐ 4 ページ4

｢ゃん…、じょーちゃん。｣


あ、零様の声が聞こえる…
落ち着くなぁ


｢嬢ちゃん。起きないとちゅーしてしまうぞぃ?｣

ちゅー？
え、キス？零様からのキス？



目を開けるとそこには

｢体調は大丈夫かえ？｣

こちらを覗き込んでいる零様がいた。
まって近い。


ちかいちかいちかい
しぬ零様やめて


｢鼻血を出して倒れるとは。可愛らしいのぉ｣

私、鼻血出したの？え、推しの前で鼻血出して倒れたとか恥ずかしいんだけど。




｢このままにしておくのも可哀想じゃから、こっちに連れてきたんだが…よかったかの?｣


｢ど、どうやって連れてきたんですか…?引きずってきました？｣


｢こんなに可愛い嬢ちゃんを引きずるなんてことはしないぞよ？ちゃーんとお姫様抱っこというものをして連れてきたのじゃ｣



お、ひ、め、さ、ま抱っこぉおおおお!?



｢零様、お怪我ございませんか!?本当に申し訳ありません!私の体重でこのか細い腕が折れてしまったりしていませんか!?なんとお詫びをしたらいいのか…｣

｢待て待て嬢ちゃん。か細い腕とはなんじゃ。嬢ちゃんくらいお姫様抱っこできるわい。｣



ぁ。零様ちょっと怒ってるw
ぁあああ怒ってる零様も好きよ！かっこいい！！

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