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ページ15

『向上訓練ですか....』


今炭治郎たちが行っているく訓練は基礎体力を上げる向上訓練らしい。

だが、あまりのツラさに伊之助、善逸は根を上げて来なくなったと。


「俺もやってるんですが...なかなか上達しなくて」


『困りましたね。私もそういうのは専門外なので。....1度やってもいいですか?』


と胡蝶の継子・カナヲに申し出る。
彼女はいつものように笑顔を崩さず静かに頷いた。


まずは湯のみに入った薬湯を相手よりも先に引き抜き相手にかける。
というルールの訓練。

始めと言うのを合図にカナヲは近くにあった湯のみに手をかける。

だが、それはすぐに止められ違う湯のみを目の前まで突きつけられた。


「....」


ほんの数秒のことにカナヲは目をぱちくりさせるだけ。


『まだまだだね。君も』


その時、不思議な匂いが鼻をかすめた。

今まで一切匂いのしなかった四月一日から言葉に表せない匂いがした。
決して嫌な匂いとかではなく、穏やかな気持ちのなる匂い。


『さて、炭治郎くん(・・)。少しついてきてもらおうか』


そのまま庭まで連れてこられる。

何をするのかと疑問に思っていると、彼女は構える。
武術などでする構え方だ。

「早く構えて」と言われ、考えるがまとまるこなく謎の稽古が始まった。



稽古は熾烈を極めた。
今まで10時間以上して疲れていた稽古がたった4時間でもう立てない状態まで追い込まれた。


「はぁ....はぁ!」


『まだまだだね!炭治郎くん、正しい呼吸をしてみな』


教えられた方法でしてみるが、なかなか出来ない。
すると、額に人差し指を当てられる。


『集中』


すると何故かできるようになり、随分と楽になった。


『正しい呼吸をすれば戦闘も楽になる!』


「あの...本当にあなたは鬼殺隊じゃないんですよね?」


そう問いかけると、彼女は振り返り「そうだね」と静かに言う。

少し...違和感を感じた。



四月一日はそのまま病室へと行き、乱暴にドアを開ける。

驚き飛び上がる善逸と威嚇する伊之助。


『伊之助くん。善逸くん。鍛錬をしよう』


「え!?....あの..いやー...」


しどろもどろになり目を泳がせる善逸に対し、彼女は彼女は耳打ちで何かを話す。

真っ赤になりすごい跳躍をした後、大急ぎで訓練場に走って行った。

伊之助にも耳打ちをすると、彼は大笑いをして同じように訓練場に向かった。

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甘喰い(プロフ) - 鴉さん» 全然更新できなくてすいません!!感想ありがとうございます!!しっかり読み返して誤字など直していきます...ご指摘ありがとうございます!!助かります (2020年2月3日 18時) (レス) id: 8ab12c2783 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新されている分読ませていただきました。とても面白かったです。読んでいて思ったのは、結構誤字が多かったので、一度ご自身で読んで確認された方がいいかもしれません。突然このような指摘で申し訳ないですが、更新頑張ってください、応援してます。 (2020年2月2日 21時) (レス) id: f7552a9a46 (このIDを非表示/違反報告)
甘喰い(プロフ) - 涙さん» 毎度毎度ありがとうございます....申し訳ないです!引き続き宜しく御願い致します!! (2020年1月5日 9時) (レス) id: 1876c611a8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 遊楽ではなく遊郭です (2020年1月5日 2時) (レス) id: 5e09944bd4 (このIDを非表示/違反報告)
甘喰い(プロフ) - 涙さん» ほんとだ!!わざわざありがとうございます!!! (2019年11月22日 12時) (レス) id: 1876c611a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘喰い | 作成日時:2019年10月22日 20時

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