First time with you (ページ31)

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はじめての旅行 2 ページ31

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ちょっと屈んでうなじに顔を近づけた紫耀

ちゅっとリップ音を鳴らしてから

ちくっと甘い痛みを残す

『ヤキモチ可愛いからその御礼』

途端に真っ赤になる鏡に映る私。

『あー、ほんと可愛い。

このまま襲いたいぐらい』

「紫耀！」

『夜までとっとく笑先入ってるね』

なんの躊躇もなく服を脱いだ紫耀は

そのまま温泉に入りに行く。

扉を開けてこちらを見た紫耀は

『早く来てね？

来ないと……分かってるよね？』

へへへと笑ってそのまま扉を閉める。

年下の彼に翻弄されっぱなし。

でも、それが心地いいから紫耀の魔法は強力だ。

『あーほんと、さいこー』

「気持ちいいねー」

二人で入るには広めの檜の丸いお風呂。

横に座った紫耀の腕が私の腕に触れて

ちらっとこちらを見てそのまま指を絡めてくる。

『ドキドキしてる？』

「そりゃするよ。

だってプラネタリウムした時は結構暗かったし。

こんな明るい中ってね？」

『いい加減慣れてよ。

俺の裸何回も見てんじゃん。

……それ以上のこともしてんのにね』

耳元でそっと囁いて、去り際に耳にキス。