6話ですよもう ページ7
「ちなみに貴方、拷問とか得意ですか?」
「いや、やったことねーですよ。というか得意だったら逆に怖いでしょ。」
「じゃあ、体験してみますか。」
そういって連れてこられてこられたのは、動物たちがわんさかいる場所。いや、可愛くないよ。怖いよ。
亡者は恐ろしい顔面の動物たちに頭をかまれたり、引っかかれたりしている。うわー、いたそー。
「ここは等活地獄。主に暴行や虐待など、殺生関係の罪を犯したものが落ちる地獄です。最近は動物虐待で落ちてくる人が多いですね。」
「あぁ、だからこんなサファリパークみたいなのね。」
私が一人納得していると鬼さんが一回り小さな金棒を取り出した。
「じゃあ、これを使って実際に亡者を拷問してみましょか。ご自由にどうぞ。」
「あんたそれ麦茶しか飲んだことないやつに、スタ●のキャラメルフラペチーノ作れって言ってるようなもんだよ。」
しかし、仕事は仕事やらなければいけないんだ。じゃないと捨てられる。←日本人の思考
私は金棒を持ち上げると近くにいた亡者の頭めがけて振り下ろした。
「ぐぇっ!」
血しぶきが飛ぶ。アドレナリンが出ているためか怖いと思わない。私は興奮しているようだ。
何度も何度も痛覚が敏感なところめがけて振り下ろす。
「ぐへっ!う!も、もぅやめてく・・れ・・・・。」
「・・・・・」
かすれた声さえ心地よく感じる。目の前の人が赤く染まるのを見てじわじわ何かがこみ上げてくる。何だこれ、こんなの知らない。
「・・・・痛いですか?」
「貴方はこんなにひどいことを生前なさっていたんですよ?分かってるんですか?」
「許してくれぇ・・・、悪かっ・・・た・・!」
「誰もそんなことしゃべれとは言ってないですよ。黙れ。」
私はもう一度金棒を振り下ろした。亡者は何も喋らない。気絶しているようだ、まぁ、そのうち傷も再生して目が覚めるだろう。
私が後ろに振り返ると、ぽかんとした顔の鬼さんがこちらを凝視していた。
「・・・・終わりましたよ。鬼さん。」
「!あ、えぇ。」
反応がおかしい、私の拷問の仕方にミスがあったのだろうか。ぶっちゃけ私拷問とかよく分かんないからこの前買ったリョナ本参考にしてみたんだけど。
私が不安になっていると、鬼さんが口を開いた。
「貴方、気がついてないかもしれませんが・・・・笑っていましたよ。」
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ぺろぺろちーの - コナン、、、 (2020年1月13日 15時) (レス) id: 5cded3a51b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hasake/
作成日時:2018年5月29日 23時