5話ですけどね ページ6
はぁ、さっきはほんとひどい目にあったぁ・・・・。今までで味わった恐怖で暫定一位の恐怖だよこれ。
まぁ、鬼いさんが落ち着いたらどうせまた舌ぬかれんだろうから実刑日時が一日延びただけともいえるが。まぁ、そんなことはどうでもいい。また逃げ回ればいいだけの事。
そもそもそんなに天国に行きたいわけじゃないしね。桃源郷ってなんか平和すぎてつまんなそう。いや、日本人だから平和を一応好むんだけどね。
とにかく助かってよかった。次抜かれるときは別の人に抜いてもらおう。
・・・・・・と、思っていたのだが・・・・・。
「Aさん・・・と言いましたか。あなたそんなに舌を抜かれるのが嫌ならここで働きなさい。獄卒として。」
「エ」
戻ってきた鬼さんがこんなことを言い出した。え、ちょ、確かにものすんごい抵抗したけど!予防接種に行く子供なみに無様な抵抗したけどさぁ!
そんなんで簡単に許してもらっちゃっていーの?
「え、いやいや、でも、閻魔様の許可とかいるんじゃ・・・・」
「あぁ、それなら私がおどsン゛ン゛ッ!交渉して許可をとってきました。」
「あんたさっき脅しってって言おうとしたよね!?・・・・・・まぁ、舌ぬいてまで天国に行きたくないし、許してもらえるなら働かせていただきますよ。」
よろしくお願いしますと頭を下げると、鬼さんもこちらこそと言って、まぁ頭は下げなかったが。
これで一件落着かな、と思い顔を上げると鬼さんの手が私の頬に触れた。
近づく顔。
「ぇ・っちょ・・・・・。」
視線に耐えられなくなって目をつむったとき。鬼さんの声が響いた。
「ふむ。あなたそこまで美人でもないですよね。」
「は?」
目を開けると不思議そうな顔をしている鬼さん。いや、その顔したいのはこっち!何当たり前のことをかっこよく言っちゃってんの!?自分の顔が普通か、それより下なのは重々承知だよ!悲しいからやめてくれる!?
「さて、Aさん。仕事内容を説明するのでついてきてください。」
先ほどの事なんて忘れたかのようにケロッと直る鬼さん。
この人ほんとに謎だ・・・・。何がしたいんだろう。
そう思いながら彼について行った。
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ぺろぺろちーの - コナン、、、 (2020年1月13日 15時) (レス) id: 5cded3a51b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hasake/
作成日時:2018年5月29日 23時