4話なんだけど ページ5
「さぁ!答えを聞かせてもらおうか!」
「バ●ス!」
「乗りがいい人は嫌いじゃありませんよ。」
「だったら舌一本ぐらいまけろよ鬼いさん。」
あはは、こんな余裕のある茶番をしているのは現実逃避のためだよ。この鬼なんかやべぇんだよ。SはSでもなんかねちっこいS。じわじわ人を追い詰めて楽しむタイプのあれだわ。
鬼さんがペンチを握る
「さぁ、抜きますよ。」
「待って!マ、マジで待って!たのむかrぐっふっ!」
容赦なく人の口をこじ開ける鬼さん。おい、一応女だぞ躊躇しろよ。
「ほら、ちゃんと舌出してください。」
「いはあ!いはいのおあいもん!(嫌だ!痛いの怖いもん!)」
必死の抵抗をするが口は開いたまま。鬼さんの手が私の舌に触れる。
「ふぁっ!?」
「・・・・もうちょっと出してください。」
指が舌を這う。うっわぁ、何これ。
「ふ、はぁ・・・、ふぁっ、うぅ、は、はなひて・・んっ!はぁっ・・」
反射的に目から流れる涙。あがる息。舌は性感帯なんだよ、知ってたかこの。
「はぁ、はっ、はなひてよぉ・・・ふ、ぁ・・・・はぁ・・・・」
あ、やば。絶対顔おかしくなってる。何だこれ、新手の拷問か?
これ以上恥ずかしい思いはしたくないのでもう観念して舌を出そうとしたとき。私の舌から彼の手がぱっと離れた。
「うぇ、はぁ、はぁ・・・・お、おにさん・・・?」
見ると彼は固まってしまっている。え、何?そんなキモかったの私の顔。やめて地味に傷つく。
「!・・・・・すいません。少し風に当たってきます。」
「え、ちょっと、鬼さん?」
彼の行動は謎だったが、とりあえず舌は守りぬくことができた。私のキモい顔万歳!←謎ノ自虐
一方鬼灯は・・・・・・
舌を抜くのに抵抗する亡者は多い。いつもなら無理やり引っこ抜くのだが、なんだかうまが合ってしまい無理やりしては罪悪感が出ると思って一応舌を出すように促した。
けれども彼女は従わない。しょうがないので自分の指で舌を無理やり出させようとしたのだが・・・・
「ふ、はぁ・・・ふぁっ、うぅ、はなひて・・・ん!はぁ・・・」
顔を赤くしながら出る甘い声に思わず体が硬直した。
結局舌は抜けず、仕事は果たせていないまま。
「私は何をやっているんでしょう。」
彼女の声が、顔が、頭から離れなかった。
74人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぺろぺろちーの - コナン、、、 (2020年1月13日 15時) (レス) id: 5cded3a51b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆめ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hasake/
作成日時:2018年5月29日 23時