Ki 25 ページ25
「あ、ぅ・・」
心と体がばらばらのまま、それでも俺の分身は、藤ヶ谷の指先に触れられるたびに硬度を増していく
先端を、指先でくるりと円を描くようになぞられれば、はしたないほどに透明な蜜が、たらりと垂れていく
まるで、尻軽なヤツみたいだと、自分でも情けなくなるけれど、
藤ヶ谷の煽るような雄の目と視線が合っただけで、そんな事はどうでもよくなる
もっと、触れてほしい
「なんだよ・・すっかり感じてんだな」
俺自身をゆるゆると扱きながら、俺を見下ろした藤ヶ谷が口角を上げた
その表情も、視線も、全部・・好きだ
「あ・・ふじが、や・・・」
小さく呟いた名前
また、つい強請る様に呼んでしまった
恋人でもない俺に、そんな権利はないってわかっているのに・・今だけでも、このままこの夜に溺れたい
愛されていると錯覚できたら・・
ボンヤリとした頭で、そんなことを思っていると、藤ヶ谷の小さな頭がふと下がって、俺の首筋にそっと舌を這わした
「ん、あ、ちょっと・・・ふじ、がやっ!」
あまりに突然で、だけどおかしいくらい気持ちいい
ざらりとした舌先の感触を感じ取って、思わず背中が跳ねる
「ま、まって・・ンっ・・」
まだ、シャワーを浴びていなかったことを思い出して、恥ずかしいやら申し訳ないやらの気持ちでいっぱいになった俺は、
藤ヶ谷の肩をつかんだけれど、本人はそんなこと厭わぬ雰囲気で舌先と唇で、ゆっくり俺の肌を丁寧に包んでいく
ぐちゅっという厭らしい水温に、羞恥心が掻き立てられて、俺は思わず両手で顔を覆った
「あ、ンンッ・・はぁ、あっ・・」
いっそう硬度を増すソコと、高ぶっていく気持ち
愛しているといえない癖に・・愛されたい
舌先でじゅるじゅると音をたてながら胸の飾りをキツク吸い上げられ、猛った俺自身を握っていた藤ヶ谷の手により、ソノ先端を指先ではじかれた瞬間、目の前で白く何かがはじけた
「あ、や・・イ・・く!」
「はぁ・・っ・・イケよ」
ぶっきら棒にそういった、藤ヶ谷の髪を、思わずくしゃっと掴んだ
「あ、藤ヶ谷・・・あ、っ・・イ、イく!」
ぎゅっと目を閉じて、襲い来る快感から逃れるように身体を捩ると、
俺の猛った先から、生暖かい白い欲が一気に放たれたのがわかった
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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2020年1月7日 21時