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side S ページ21

横尾さんから、がやさんが目を覚ましたと聞いて、俺達弟組は、急いで駆け付けた
ミツはまだ目を覚まさなかったけど・・がやさんが元気なら、きっとミツの活力なる
そう思って俺たちは、喜びながら病室へ向かった

はずだった

病室で見たがやさんは、人工呼吸器や、いろんな管がついた状態で、痛々しかったけれど、俺達に気づくと、
そのきれいな目をふっと細めて、口元で笑ってくれた

少しなら、お話もできますよ、と看護師さんが面会を許可してくれた

「みんな・・心配かけて・・ごめん・・な」

途切れ途切れにそう言う声は、掠れていて、胸に込み上げてくる感情が、溢れた
早く、ミツにも会わせてあげたい

そうおもって、

「がやさん、ミツは」

「建永」


そう口を開くと、それとなく横尾さんに牽制された

え・・

「太輔、また来るから。大事にな」

そういって、横尾さんはそれとなく俺達弟組を部屋の外へ連れ出した


「みんな・・」

そういった横尾さんの目は微かに赤かった
感動の涙だと思っていたそれは・・
俺達の勘違いで



がやさんは、ここ一連の事件に関しての記憶をすべて失っていた

ミツを、がやさんが自分を犠牲にして守ったことも

ミツがあんなに、ボロボロに傷ついても・・
ずっとがやさんの名前を呼び続けていた事も


『ふじがや・・が、俺はいいから・・藤ヶ谷を!』

救急車が、がやさんを運んで行っても、ミツは救急車の中でずっと、大切なその人の名前を呼び続けて、泣いていた

「落ち着いてください!」

制する、救急隊員の人たちの制止を振り切って、ずっと、泣きながら、ただがやさんのことを案じていた

『早く、早く藤ヶ谷を・・!』

『ミツ、ミツしっかりして!!』

俺達が落ち着かせるように叫んでも、ずっと・・がやさんの名前を呼んでいた


途中で、過呼吸を起こして・・
そのままミツは意識が戻らなかった
そして、しばらくずっと眠り続けたままだった・・

ガクガクと震えるミツの身体を、俺は恐怖に支配されて、ただ見つめて泣くことしかできなかった


『あ・・ああ・・』

暴れる、ミツの身体を、救急隊の人たちが押さえつけて、何やら処置をしていたけど

『はなせ・・はなせ!藤ヶ谷・・!!』

『ミツ!!』

『ふ・・じがや・・・たすけ・・て』


そう叫ぶミツの声が、いまだにはっきりと記憶に焼き付いている

そのミツに俺達は、
なんて声をかけてやればいいのだろうか

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ピンクピーチ(プロフ) - あこさま!いつも温かいメッセージありがとうございます!励みにさせてもらってます!!もう少しで幸せな二人編に突入するので、もう少し頑張ります^_^ (11月15日 15時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - こんにちは!更新されるたびに泣きながら読んでます。みんなの心の傷が癒えてふたりがしあわせな時間を早く過ごせることを願ってます。ピンクピーチさまもしんどい部分の更新大変だと思いますががんばってください!応援しております^^! (11月15日 14時) (レス) id: c75777a11f (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - みってぃーさん» はじめまして^_^日課にしていただけて大変光栄です!そして、温かいお言葉!こちらこそ泣きながら読ませていただきます!!これからも、更新励みますので、良ければ読んでやってください★ (11月11日 18時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)
みってぃー(プロフ) - いつも更新ありがとうございます!毎日更新されているか確認するのが日課になってます。そして、更新された話をここ最近泣きながら読んでいます。作者様の作品はどれも心に刺さるものばかりで尊敬しています。大変だと思いますが更新頑張ってくださいね。 (11月11日 17時) (レス) id: 4e432f1ab1 (このIDを非表示/違反報告)
ピンクピーチ(プロフ) - キスマイさん» ご愛読ありがとうございます!これからは、藤北以外のメンバーの心情も複雑に絡みながら展開していきます…また楽しんでいただけたら、嬉しいです^_^ (10月27日 10時) (レス) id: f1b41ec3ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピンクピーチ | 作成日時:2019年10月23日 15時

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