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オッドアイ ページ18

私は答えられないまま立ち尽くしていた



「あっ赤司君は…するの?」

私は赤司君の気持ちが知りたくて思いがけない質問をした

そうすると背中にあった赤司君の右手が腰あたりに降りてくる
少し緊張して体が強張る

「もちろん、佐藤だからかな」

「へっ」

間抜けな声を出して赤司君の顔を見ようと顔を上げようとすると先ほどよりも強く抱きしめられて見ることができなかった

少し離れたと思ったらいきなり右手を取られ赤司君の胸へと手を当てさせられた

「なっなに…」

その手から伝わる赤司君の体温
そして心臓の音

私と同じくらいの速さで動いている


「僕はすごくドキドキしている」


「どうしてだと思う?」

「わかんないよ…」

「なんで僕がこんなことすると思う?」

「わっわかんない…」

赤司君の胸につけられた手が熱を持つ

「じゃあ、質問を変えるとしよう」

赤司君の手に力が入る

「…」

「佐藤はなぜあの時僕にキスをした?」

「は…」

どういうこと?

キス…
キス…

たどり着く記憶はあの教室でのキス

いや、でも赤司君は知らないはず
もしかしたら誰かに見られていた?

「なっなんのことかな…」

「まさか、僕が気づいていなとでも思っていたの?」

綺麗なオッドアイに見つめられる

私の手が赤司君の胸からおろされる

「答えてくれ。どうして君はキスをした?」


少し、怖い目でみられる




私は赤司君にはじめて恐怖を抱いた

「っ…」

赤司君が何かを言いかけた時遠くから声が聞こえる

「A−!赤司君ー!」

杏の声だ

赤司君を見るといつもの優しい顔に戻っていた

「行こうか、佐藤」

そう笑って言う彼はいつもの優しい彼だった


赤司君は私の腕を引いて杏達のとこまで歩いた

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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎   
作品ジャンル:恋愛
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こゆきんぐ☆(プロフ) - 湯豆腐さん» コメントありがとうございます♪面白いと言っていただけて嬉しいです!こちらの作品も更新できるように頑張ります(´・ω・`)これからもよろしければ応援よろしくお願いしますっ!! (2016年9月21日 13時) (レス) id: b4cee7fab1 (このIDを非表示/違反報告)
湯豆腐 - こゆきんぐ☆さんの作品はどれも面白いですね!すっかりファンですヘ(≧▽≦ヘ)♪ (2016年9月20日 23時) (レス) id: 6ccc327b68 (このIDを非表示/違反報告)
こゆきんぐ☆(プロフ) - 恋ネコさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます(o^^o)♪更新頑張ります☆ミ (2016年8月17日 8時) (レス) id: b4cee7fab1 (このIDを非表示/違反報告)
恋ネコ - おもしろい!!!他の作品も見たけど、この小説最高です!!更新頑張ってください!!ヽ(*'▽'*)ノ (2016年8月16日 16時) (レス) id: 38ba8439dc (このIDを非表示/違反報告)
こゆきんぐ☆(プロフ) - 鏡夜御園さん» 面白いなんてありがとうございます(^^)/赤司様のレーダーあるんですね!笑レーダーバリバリ反応させるように頑張ります☆ミ (2016年8月16日 12時) (レス) id: b4cee7fab1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こゆきんぐ☆ | 作成日時:2016年8月7日 14時

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