五十一 ~過去~ ページ4
・
?「後一人くるはずなんだが……まぁいい。話を進めよう」
「私、お茶を淹れてきますね」
ト「俺も行く!」
お茶を淹れて来ようかなと思ったら、トウェインさんも付いて来てくれるとのこと。
悪いと思って、断ろうかと思ったけど、目を輝かせるトウェインさんを断るのは私には無理だった。
「ありがとうございます」と言うと、嬉しそうな顔をして付いて来た。
「何が飲みたいですか?」
ト「Aちゃんが淹れるものなら何でもいいよ!手つき慣れてるから、美味しそうだし!」
「…何かトウェインさんって女性を口説くのが上手そうですね」
ちょっと嬉しかった。
いつもポートマフィアのみんなに淹れてるから。
トウェインさんは自慢げな顔をして、「俺、モテモテだからっ!」と言う。
ト「かっこいいから!……って言うといっつもみんなは俺に酷いことを…」
「確かに、トウェインさんかっこいいです。モテそうですね。ハニートラップの仕事とか沢山ありそう……」
ト「だよねーかっこよくない……ってええ!?」
「…?どうかしました?」
信じ難そうな顔をするから、「本当の事を言っただけですよ」って言うと、トウェインさんは顔を赤くして、「それはズルいよ…」と呟いた。
ずるい…?のかな?(何が…?)
ト「Aちゃんって、鈍感って言われない?」
「いえ。でも、トウェインさんに似た人がいます」
中也幹部とか、すぐ照れるし…。
本当のこと言ってるだけなのに。
たまに本当に本当のこと(身長)を言うと、「ぶっ殺すぞ」って言われるけど。
「トウェインさんみたいにすぐ照れるんです。それで、ちょっと口は悪いですけど、優しくて…頼りになって…」
ト「むー、俺が居るのに他の男の話しないの!」
つい沢山話してしまいそうになった…。
すみませんトウェインさん。
丁度お茶が淹れ終わった。
トウェインさんがお盆を持ってくれた。
部屋に着くと、ドアを開けてあげた。
ト「戻りましたー!……げっ…来てる…」
?「やっほー。何してたのトウェインー」
喉がひゅっ、となった。
聞いたことのある声だから。
二度と会いたくなかったのに。
「っ…!!!」
ホ「あっ、Aちゃんだー。久しぶりー。ホーガンだよー」
「ホー、ガン…さん…っ」
フ「そういえば、自己紹介をしていなかったね。私は、フィッツ・ジェラルド。
『組合』の首領のようなものだ」
・
82人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
栗ようかん(プロフ) - 教えてくれてありがとうございます!直しておきました!すみません! (2016年11月2日 16時) (レス) id: 23c3ce90d4 (このIDを非表示/違反報告)
坂田葵(プロフ) - 梶原ではなくて梶井だお(^o^)/ (2016年10月31日 21時) (レス) id: 47bd2bc314 (このIDを非表示/違反報告)
狛狐(プロフ) - 疑問に思ったのですが、梶原ではなく梶井では? (2016年10月31日 20時) (レス) id: dee2e58ef1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ