【黒バス】赤司「頭が高いぞ」『......ウザイ』キセキ「！！？？あの赤司に...そんな事言えるやつがいたなんて...」（なんだよ...このウザイ奴らは...）赤司君に逆らえる、唯一の女子 (ページ41)

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貴方side

あの日から、僕も征十郎も変わった

あ、中３で喋り方変わったのは、優人に言われたからだ

あと、皆に優しくしてあげた

そのおかげか、僕には｢友達｣ができた

もちろん、男も

それを嫌に思ったのか、征十郎には束縛心が...

約束を守れなかったらキスだ。

もう何十回もしてる

それほど約束を破ってるってこと...

そして、征十郎が変わったことは沢山ある

前の練習中、敦ともめ事があったみたいでな。

その日から、征十郎はおかしくなったんだ

｢勝利が全て｣という考えになり

目の色はオッドアイになり

一人称は僕になり

皆への呼び方も、苗字から名前に変わった

赤司｢A、帰るぞ｣

『あ...あぁ。』

敦と、一体なにがあったんだ？

＿＿＿帰り道

『なあ、征十郎』

赤司｢なんだ？｣

『いきなりなんだが...｢勝利が全て｣という考え、やめないか？』

赤司｢本当にいきなりだな...

それに、この考えをやめるつもりはない｣

『そうか...なぜだ？』

赤司｢全ての頂点に立たないと、Aが他の男に取られるかもしれないだろ？｣

後ろのオレンジ色の夕日に照らされた征十郎の笑顔が、怖く感じた

『そんな事ない。信じろ』

赤司｢もちろん、信じているさ。

けど、Aは鈍感だし、男を惹きつけるから...

やはり、心配なんだ｣

征十郎は顔を少し伏せた

『大丈夫だって。な？』

慰めるように言うが、信じてないらしく、頷いてくれない

なんだか...小動物みたいでカワイイ...

赤司｢だったら、今ここで証明しろ｣

『え？』

赤司｢Aは俺のモノなのだろう？

だったら、その証拠を今から見せろ｣

前言撤回。

全然小動物じゃねぇ！！

『ここでって...ここ、道端...じゃなかった...』

気がついて顔を上げると、ここは目の前は綺麗な豪邸...征十郎の家の前だった

赤司｢とりあえず、中に入ってくれないか？｣

今更断ってもな...それに、失礼だよな...

今回は...しょうがないよな

『わかった。お邪魔します...』

あぁあ...こんな軽い気持ちで入るんじゃなかった...

この日を境に、僕たちの関係は狂い出す