少女の髪と、皇子様【練紅覇】part6 (ページ17)

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【第216話:討論会】ページ17

「主！主！！」

「朝だよ～！！起きてぇええぇ！！」

キンキンと喚くドリームの声。

メトロリーヌの声はしない。

　

　

　

…

…朝？。

　

　

窓はキラキラの太陽。

しかも、もうあんなに高い。

さあぁぁ、と血の気が引く。

『嘘っっ…！？』

時計を見れば、10時半。

　

待て。待て待て。

私が昨日ベッドにダイブしたのは早くとも6時頃。
眠りについたとして、遅くとも6時後半。

　

『じゅう…ろく…じか…ん…』

おかげでお風呂にも入っていなければご飯も食べていない。

もう昼食の時間と行ってもよろしくはない。

「ずーっと寝てたよ。

疲れがたまってたんじゃないの？

まぁ僕も疲れたから寝たけどさぁ…そこまでは…」
「ちょっと黙りなさいメトロリーヌ(←)
主はねぇ疲れてたのよ…！？よくそんなことが言えるわね！？だいたいあんたはデリカシーが無いのよ！一応女のくせして「僕☆←」とか薄気味悪いのよばかっっ！！」

「は、はぁ…！？何よ僕って言って悪いの！？だいたい僕は由緒ただしい声を基本とした凄いジンなんだよ！？薄気味悪いとかお前に言われたくないね！！影でひっそりと(仮)主の写真見ながら「ﾌﾌ…」とか呟いてるのに！！」

「なっ…//！？じゃああんたはどうなのよだいたいねぇ((ry」((

ぎゃあぎゃあと始まる討論会。

二人は仲がいいんだなぁと思う。

　

　

『やっば…お風呂…』

肝心なことを忘れていた。

急いでお風呂に入らねば。