悪かった ページ6
「…ん？待てフレッド。なんでそうなるんだい？」
フレッドの話を一通り聞いた後にジョージの頭に浮かんだものは、多くのハテナマークだった。
「なんで先に好きになった俺の方が偉いみたいな話になってるんだ？」
「違うのか？」
「違うだろ。絶対違う。いいか？フレッド。恋愛において、偉い偉くないはないんだ。相手をより多く愛して、彼女にアプローチした奴が結局勝つんだよ。先に好きになったからって、なーんにもしなかったら、取られちまうだろ？」
ジョージはそう言いながら、フレッドの隣に腰掛けた。
「Aを好きなんだったら、堂々としろよ。俺に譲ろうなんて考えるな」
「でもジョージ、俺はお前が大事だ。お前に傷ついて欲しくない。俺がもし……もしもAと付き合えたとして、それでジョージが傷付くってなったら…」
「……おいまさか、それであの惚れ薬を？」
「…あぁ、本当……今思えば馬鹿だったな。こんな方法使ったら、ジョージがよりショックを受けるに決まってるのにな」
フレッドはそう言って力なく笑った。
「放課後、Aと2人でいるのを隠してて悪かった……あれは、ジョージと俺宛のバレンタインのチョコを一緒に作ってた。もちろん、お前を呼んでも良かった……でも、あの2人きりの空間を……壊したくなかった」
フレッドはもう一度悪い、と謝った。
先程から謝ってばかりだ。
「フレッド……もう謝るなって。怒鳴って悪かった。お前の気持ちを理解してやらなくて…俺も悪かった。俺たち、珍しく、コミュニケーションが足りなかったみたいだ」
「……らしいな」
ようやくフレッドが笑った。ジョージはフレッドを抱き寄せてそのままハグをした。
仲直りのハグだ。
「とりあえず、Aのところに戻らないと……あー、フレッド、俺、Aに勢い余って酷いこと言っちまったかも」
「確かに、�爐い蕕覆き瓩辰童世辰討燭福�A傷付いてたぞ。なんであんな事を……」
「いや仕方ないだろ！？てっきりフレッドが薬を盛った後だと…」
「まだ盛ってない。もう少しでできるとこだった」
「…という事は、待て。俺、Aを傷付けた？」
「……かもな」
フレッドとジョージは急いで立ち上がり、Aがいる教室へと駆けた。
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ひな(プロフ) - まじ愛してますこの2人続き待ってます🥲 (2月5日 16時) (
レス) @page17 id: ace5d13a98 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 好き好き好きです (9月10日 10時) (レス) @page16 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 灰さん» ありがとうございます^ ^この後の双子がどんな反応をするのか…！！ (9月3日 19時) (レス) id: f78adbc1d3 (このIDを非表示/違反報告)
灰(プロフ) - 更新ありがとうございます。ライバルの登場で双子がどうするのかワクワクドキドキ、楽しみです^ ^ (8月24日 8時) (レス) id: aeb9b27ec4 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - Aliceさん» ありがとうございます^ ^双子に愛される夢主羨ましすぎますね……！ (2023年3月10日 0時) (レス) id: 71ed0c2205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らら | 作成日時：2023年3月6日 17時
