第十五幕 留学します(シンドリアへ) ページ16
【煌の船 煌→シンドリア】
シンドリアの技術見学に行きたい、というとても苦しい建前で私はシンドリアに紅玉と白龍とで、留学へ行くことになった。
一応皇女であるから、部下が同伴していないとむしろ怪しいことを理由に、優雅を連れてきたが、軍事行動をしに行くわけでは当然ないからして、副官呼びができなくなってしまう。第一単独の方がいろんな意味で動きやすい。
それでも行くのは、紅玉と白龍が未熟だからシンドリアに利用されそうで危なっかしいからだ。
「おのれシンドバッドおのれシンドバッドおのれシンドバッド……」
それに、何かを呪うかのような形相の紅玉に一抹の不安を覚えたことも否めない。
「紅玉、船内にもどりましょう。肌や髪が荒れますよ」
その言葉に少し反応を示す紅玉を船内へ半ば強引に引きずり込む。
それでもあいもかわらず続く呪言に諦め、優雅と駄弁っているとシンドリアへ着いた。
皆が降りて行くなか、私も優雅ともに降りて行き、何故だか不思議な光景を見ることとなっている。
夏黄文の陰謀で他国に危うく冤罪をふっかけそうになったのだ。そのうえ剣を抜き、捕まる訳には行かないと言い出す。
白龍の動く事前動作を目撃する頃には、私は魔導刃を展開して夏黄文の喉元に突きつけていた。
「煌の姫君である紅玉にそんな事をして、許されると思っていたのか」
抵抗など、無駄である。私の指揮する空軍の兵士は皆、抗命裏切りが大嫌いである。だからして、夏黄文が仮に此処を逃げたとしても、空からくる追手に為すすべもなく捕まるであろう。
「私、第一皇女練Aは、貴様の行動を本国に対する裏切りと見做し、只今を持って処分す」
切腹せよ、と言うが聞かないことは分かっていたので、カウントの間に切腹すれば名誉だけは守ってやる。という慈悲で夏黄文を見た。
「まってAちゃん!」
さて首を落とすか、という所で被害者である紅玉からストップがかかった。
>>夜@依存症さん
幼女戦記要素は少ないながらも頑張りますね?
とは言っても最近はリアルが忙しいので更新頻度は落ちます。
ネタ切れなんかじゃ……ないんだからね!
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かしわてぃ。(プロフ) - あっそうですか。では読みませんしお気に入り登録もしません。あと、このコメントには返事は結構です。 (2017年4月9日 22時) (レス) id: e8a76eb73d (このIDを非表示/違反報告)
諏訪(プロフ) - かしわてぃ。さん» アドバイスなら申し訳ありませんが今回は見送らせて下さい。変な所で切るのは私が気にくわないので。読みにくいなら読まなくて結構ですから、それは譲れません。 (2017年4月9日 22時) (レス) id: 212d41517c (このIDを非表示/違反報告)
かしわてぃ。(プロフ) - 次のページに書けばいいと思います。その時に文字数の関係上変な所で切って申し訳ありませんと書いたらどうでしょうか?悪魔でもこれはアドバイスです。 (2017年4月9日 15時) (レス) id: e8a76eb73d (このIDを非表示/違反報告)
諏訪(プロフ) - かしわてぃ。さん» 文字数の関係上難しいです。 (2017年4月9日 11時) (レス) id: 212d41517c (このIDを非表示/違反報告)
かしわてぃ。(プロフ) - もうちょっと隙間開けて打ち込んでください。何か見づらいので…終わった後にすいません。 (2017年4月9日 9時) (レス) id: e8a76eb73d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:羽白 | 作成日時:2016年12月27日 22時