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びょーいん ページ5
「Aっ!」
誰かに呼ばれたような気がした。
温かくて、懐かしくて、愛おしい、
誰かの声。
その声は苦しそうで、それでもやっぱり温かくて。
「A!」
胸の中いっぱいに、その温かな声が鳴り響く。
私は大きく息を吸い込んで言った。
「はい!!」
十「起きたか、A」
唐突に、目の前に驚いた顔の副長が現れた。
「あれ?」
でも、驚いたのは絶対私の方だ。
ここは・・・
「病院?」
副長の肩が震えている・・・ように見える。
説明を求め顔を仰ぎ見ると、副長は一つ頷いて口を開いた。
現場に乗り込み大量粛清を行った後、意識を失っていた沖田さんと私は病院に運ばれた。
2人とも瀕死状態で、一旦治療が完了してもなかなか意識が戻らなかったらしく。
そんな中、私が今沖田さんよりも先に目を覚ました、と言うことらしかった。
急に「はいィィィ!!」とか叫びながら飛び起きたそうで、そりゃあ副長もあんな顔になるわ、と少し納得した。
ラッキーアイテム
「ビビってんですかィ?」
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作者名:あおいひつじ | 作成日時:2019年12月20日 14時