63 ◇.日々樹先輩 ページ26
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私の体は地面に叩きつけられ、
真っ赤な血が飛び散る……
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とはならなかった。
「Amezing☆やはり貴方は私を驚かせてくれますね…☆」
代わりに、日々樹先輩の腕の中にいる。
『!??』
状況が理解できずに口を開くも言葉が出てこない。
「申し遅れました、貴方の日々樹渉です☆」
いや、知ってます。
『な、なんで………』
私は屋上から飛び降りた。
なのに、死んでない。
血も一滴も出ていない。
「私が貴方を抱き止めたからですよ…☆」
上から落ちてきた人間をキャッチできるの…奇人怖い……
日々樹先輩は私をお姫様抱っこしたまま、生徒玄関に入っていく。
『ちょっ、どこ行くの!?』
降ろして!と言おうとした瞬間、
優しく降ろしてくれて
地面に足がつく。
『あ、れ………?』
きちんと足は地面についたはずなのに、私はそのまま崩れ落ちた。
ぺた、と地面に座りこむ。
よく見れば、足も手も震えていて……
「おやおや、座り込んでしまいましたね……
怖かったんじゃないんですか?」
日々樹先輩は私と視線を合わせ、問いかける。
怖かった、のかな………?
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すのーどろっぷ(プロフ) - 薺(サイ)さん» ありがとうございます!!いやー、私ツンデレが大好きでして…←自分でもツンデレ過ぎかも?と思いながら書いてましたw (2018年3月16日 9時) (レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
薺(サイ)(プロフ) - めっちゃ面白かったです!!!最後にツンデレにも、程があるやろぉぉおぉ!!!って叫んじゃいました!!w (2018年3月16日 5時) (レス) id: a0f0fdc5d9 (このIDを非表示/違反報告)
すのーどろっぷ(プロフ) - 猫月椿さん» ( 'ω')ふぁっ寂しいなんて思ってくださるなんて…!貴方様が神ですかっ!!ありがとうございますぅう;;;; (2017年10月21日 18時) (レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
猫月椿(プロフ) - すのーどろっぷさん» いえいえ、まぁ終わってしまうとなると少し寂しいですね〜 (2017年10月21日 16時) (レス) id: 1947566653 (このIDを非表示/違反報告)
すのーどろっぷ(プロフ) - 猫月椿さん» ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ありがとうございます!!楽しんでいただけたなら良かったです…;;;; (2017年10月21日 10時) (レス) id: 59eb69c453 (このIDを非表示/違反報告)
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