【魔入間】アンラッキーを添えて【オリアス・オズワール】 (ページ17)

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『…話してくれてありがとう、入間君

最後に一つだけ、確認してもいいかな？』

そういった私に、入間君は恐る恐る頷く

そんな彼に、目線を合わせて、ゆっくりと口を開いた

『何か悪いことしようとしてたわけじゃ、ないんだよね？』

「え？いえ！！全くそんなことはないです！！！」

全力で、元気よく答えた彼

よかった、これは嘘じゃないと、

確信して彼の頭をもう一度撫でた

『よかった。…正直な話をするとね？

入間君が一つ嘘をついてることは、私わかってたんだ』

「えぇっ！？」

目を見開きわかりやすく動揺する彼

またわなわなと慌てる彼が落ち着くように、

ガラスに触れるかのように、慎重にゆっくりと話し続ける

『でもね、悪いことを企んでたわけじゃないっていうのは

本当のことだってわかってるよ。』

だからね、と私は微笑む

小指を、彼の顔の前に持っていく

彼は驚きながらも私を見て、私の言葉を待った

『嘘をついたっていいよ、…誰にだって嘘はあるから。

でも、危ないと思ったら、素直に先生(おとな)に頼ること！』

そう言って自分の小指を彼の小指と絡ませた

『先生との、約束ね？』

イ「…っ！はい！！！！」

めいっぱい目を輝かした彼が私と指切りげん魔んする

彼がどんなことを隠しているかはわからないけれど

ふにゃぁと笑う彼を、私はこれからも応援したいと思う

『あ、予鈴だ。入間君、お昼からの授業も、頑張るんだよ！』

予鈴が鳴り彼と別れようと距離をとる

彼に言葉をかけて彼に向けていた体の向きを変えて歩き出す

イ「、、ナル先生！」

大きな声で後ろから叫ばれて

なんだろうと入間君の方に振り返った

イ「先生は、っ！えっと、

"人間"って、どう思いますか…！？！？」

『、、、、、、はい！？！？！？！！？』

彼の急な爆弾発言をあびた