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「クレープ食べに行こーよ。…A好きでしょ？」
「むぐぐ」
クレープという言葉に若干心が揺らぐ。私の好きな味はストロベリー・ラズベリー・ブルーベリーの入ったトリプルベリー味。
映画とクレープの狭間で葛藤する私に、ほっぺたを擦り付けて万次郎がとどめの一言。
「…しかも、俺の奢り」
「よし、乗った」
「ヤッタ」
そそくさと帰る準備をし始める私に、ぴたっと引っ付いて離れない万次郎。付き合ってた時よりもベタベタしてるって、ほんとどゆこと？
「君ってホント、磁石のS極とN極かよって言いたいぐらい引っ付いてくるよな。動きにくいし、離れて欲しいんだけど」
「ヤダ。俺とAは、惹きつけ合うウンメーなの」
益々わけわかんないわ。そんな運命私がぶち壊してやりたい。運命様上等。
「マイキー、テメ、よその学校まで来て何やってんだよ」
おう、怒れる隆登場。いいぞ、そのままガツンと言ってやれ！
「…何、三ツ谷、嫉妬？男の嫉妬はみぐるしーよ？」
「は、…そんなんじゃねェよ、ただ、」
「でもざーんねん。Aはオレのことが好きなんだから。この先どんなことがあっても、俺の恋人で居続けるって言ってくれたし」
「は？」
本気の「は？」頂きましたーめちゃくちゃ怖いですねー。そして万次郎。根も葉もないこと言ったり、事実に若干噓入れてるんじゃないよ。
「万次郎？言葉を自分に都合よく変換するの治そうなー？私、友達でいるとは言ったけど、恋人なんて一言も言ってないよー？」
「ダチも恋人も、大して変わんねぇよ」
「変わるわ」
友達＝恋人だったら、友達以上恋人未満とかいう、少女漫画あるあるの甘酸っぱい関係が全部なくなってしまうじゃないか。全国の少女漫画ファンから、凄まじいクレーム来るよ？
そしてそろそろ周りからの視線が痛くなってきました。
「万次郎、後から行くから、先に自転車のとこ行ってて」
「んー、分かった」
聞き分けが随分よろしいようでホッとしたわ。だがそこで、入り口に向かう万次郎の前に立ちふさがる影が一つ。…ひよりちゃんじゃん。
「あの…あなたって、他校の、人…ですよね？」
きゅるるんとした目で上目遣い。可愛いですね、はい。
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ま - え、これって駿台模試の英文ですか！？ (2022年5月22日 13時) (
レス) @page15 id: 8b077b9bca (このIDを非表示/違反報告)
わたし - まって、私坂本なんだけどw (2022年5月11日 17時) (レス) @page6 id: 4ecae0ff80 (このIDを非表示/違反報告)
雨降り星(プロフ) - シュウさん» そうなんですよ…時間があればいろんな人のエンドつくりたいとか思うんですけど、話数的に厳しかったり…(´・ω・`)楽しみにしてくださってありがとうございます！ (2021年9月28日 7時) (レス) id: c629cc7e2d (このIDを非表示/違反報告)
シュウ(プロフ) - 夢花さん» この作品いつも楽しみにしています。三ツ谷も千冬もマイキーも選べない！各々のエンド作って欲しいです（土下座（願望なだけなのでご無理はなさらなず） (2021年9月28日 4時) (レス) id: ad2f2b2a8f (このIDを非表示/違反報告)
夢花(プロフ) - 千冬…………まぁ、可愛いければなんでもいいよね!!!うん!!! (2021年9月24日 18時) (レス) id: 78d9e81099 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨降り星
| 作成日時：2021年9月3日 9時
