とぅえんてぃすりー。 ページ25
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side須貝
「よし!終わった!」
enterキーをターンッと叩いて伊沢にメールで書いた記事を送る。
きっと返信は明日以降なので、パソコンの電源を落とした。
隣に座るAちゃんは最初はスマホで何かを検索していたが、待たせているという感覚からなのか途中からパソコン以外に意識を向けていなくて、今何をしているのかわからない。
右隣を見るとAちゃんは腕を枕がわりして机に突っ伏して寝ていた。
小さく寝息をたてて眠るAちゃんの頬を指でツンツンとつつく。
思っていたより柔らかい…。
もしかして俺、変態?
河村「ニヤけすぎです、須貝さん」
「おわっ!いつの間にいたん?」
河村「石井さんが寝たぐらいですかね」
「全部見とるやないかいっ!」
『ん、んー……』
河村「須貝さんが大声出すから…」
ツッコミどころと言わんばかりのタイミングだったので、思わず大声でツッコんでしまった。
そのせいでAちゃんが起きてしまった。
『……あれ、?駿貴………さん?』
「ん、どした?」
『夢…、か…』
河村「石井さんだいぶ寝てましたもんね?須貝さん?」
『……えっ?も、もしかして私、逆に駿貴さんを待たせてました?』
河村が余計なことを言ったせいでAちゃんに罪悪感を多少なりとも植えつけてしまったのかもしれない。
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らい(プロフ) - 陽さん» ありがとうございます! (2022年8月29日 7時) (レス) @page31 id: 097a817d7e (このIDを非表示/違反報告)
陽(プロフ) - 好きです!応援してます! (2022年8月28日 12時) (レス) @page31 id: d969f9c7e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らい | 作成日時:2022年7月17日 10時