超人ちゃん【9K】 (ページ26)

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とぅえんてぃふぉー。ページ26

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いつの間にか寝てしまっていたようで、大きな物音に目を覚ますと駿貴さんの目線はパソコンから外れていた。

『……えっ？も、もしかして私、逆に駿貴さんを待たせてました？』

須貝「そんな経ってない、さっき終わったばっかやで」

駿貴さんはそういうと荷物をまとめはじめた。
私も慌ててデスクに散らかしていた荷物をカバンにいれた。

須貝「そんな慌てんでも…」

と言われたのでチラリと駿貴さんの方を見ると、なんともゆっくりとリュックへと荷物をいれていた。

なら私もゆっくりでいいか、とその時、駿貴さんの手が止まった。

どうしたんだろう…。
なにか忘れ物…？

ふと目線を上にあげると駿貴さんの瞳が私を捕らえていた。

私と駿貴さんの視線が絡み合うその一瞬は、時が止まったような感じがした。

河村「そこのおふたりさん、いつまで見つめ合ってるつもりですか？」

河村さんのその言葉でシャボン玉が割れたかのように視線が外れた。
慌ててカバンに視線を戻して、荷物をつめる。

須貝「んー、河村、何も言うなよ？」

河村「僕はなにも？」

須貝「いーや、俺を見るその目がなんか言ってるぞ」

河村「なにも言いませんよ」

河村さんと駿貴さんがなにやら会話しているうちに片付けが終わったので声をかけた。

『よし！
駿貴さん、終わりました！行きましょう！』

声を高々にあげ、カバンを持って立ち上がった。

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