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10話 暗殺さん ページ12

ルーミアside

迅「ルーミア、見てみて!!新しいお友達の暗殺ちゃん!!」

ルーミア「暗、殺・・・・・・さん?」

 迅君と一緒にやってきたのはヒューマギアだった。・・・当然といえば当然なんだけど・・・

迅「そ、暗殺特化型のヒューマギアだから暗殺ちゃん」

ルーミア「安易な名前だね・・・」

 「どんどん強くなるマギアなんだよー」『ねー』などと微笑ましい光景を見せてくれる迅君と暗殺さん。暗殺さん、安易で物騒な名前のわりにテンション高い・・・

迅「これからゼロワンを暗殺しに行くんだけど、一緒に行かない?」

ルーミア「誘ってくれたのは嬉しいけど・・・今日はいいかな・・・」

 迅君は残念そうにしながらも、暗殺さんと一緒に出て行った。






 ・・・・・・それからしばらくして・・・




ルーミア「暗殺さんが、いなくなった・・・・・・?」

迅「見つけないと滅に怒られるー」

 バルキュリーと戦っている間に暗殺さんがいなくなってしまったらしく、探すのを手伝っていた。・・・もちろん、何処でチルノちゃんに会うかわからないのでマントを羽織り、フードを深くかぶった状態で・・・

迅「あ、ゼロワン・・・」

 目の前には階段があり、その上にはゼロワン、飛電の秘書、バルカン、チルノちゃん、そして数人の子供とヒューマギアがいた。・・・あのヒューマギア、様子がおかしい・・・

ルーミア「自我に、目覚めた・・・・・・?」

迅「そうみたいだね・・・ちょっと行ってくる」

 迅君が階段を上っていったので、私はこっそりと物陰に隠れ、様子をうかがった。ヒューマギアが自我を持つのは危険だというバルカンと、それを止めるゼロワン・・・なるほど、チルノちゃんがゼロワンについている理由がやっとわかった気がする。・・・ゼロワンとチルノちゃんは考え方が似てるんだ。・・・私と迅君、滅さんがそうであるように・・・すると、迅君がもめている二人をどかし、ヒューマギアをマギア化させた。

11話 ショート寸前→←9話 その感情、それは・・・



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作者名:フランドール | 作成日時:2020年7月29日 19時

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