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ホームルームではみんなの自己紹介が始まった。
黄「じゃー次はAっち!」
Aっち...
そう呼ばれるだけでドキドキしてしまう。
貴「夕希A、バスケ部所属してます...」
私は席から立ち
手短に自己紹介を終わらせた。
黄「短かっ(笑)
しかもそれさっき聞いた情報っス!」
そう...先生が私に突っ込むから...
みんなが笑って私を見る。
なんか...恥ずかしい。
黄「じゃーオレから質問イイっスか?」
貴「えっ...あ、はい...」
黄「兄弟いるっスか?」
貴「...姉と兄と弟が...
って...もう私はいいんで次に行ってください!」
そう言って私は席につく。
最後は先生の自己紹介。
6月生まれの21歳
身長は189cm
血液型はA型
好きな食べ物はオニオングラタンスープ
嫌いな食べ物はうなぎ
いつもならどうでもいい先生の自己紹介。
早く終われ〜って...
いつもなら適当に聞き流す。
こんなにも真剣に聞いたのは初めてだ。
4歳上って事は...
私の姉と同い年。
先生とはいえ...
あまり年の差は感じなかった。
" 彼女はいますかー? "
" 好きなタイプはどんな人ですかー? "
クラスの女子が先生を質問攻めにする。
黄「はーい!そろそろ終わり!!
プライベートは秘密っス(笑)」
先生はそう誤魔化した。
先生なら彼女がいてもおかしくない。
むしろ...いない方が不思議なくらい。
私...本当にどうしちゃったんだろう。
今は圭太と付き合ってるのに...
こんなの心の浮気だ。
好きになってはいけない人。
私はそう...
自分に言い聞かせて先生から視線をそらした。
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作者名:7nana23 | 作成日時:2019年5月16日 12時