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第3話 ページ4

「それではお言葉に甘えて……」




なんの飾り気もないシンプルな傘を持つ冨岡先生の横に立つ。




彼は私が傘の中に入ったことを確認すると歩き出した。









「…………」









冨「………………」









「………………」









冨「……………………」









沈黙が辛い!!!








分かってはいたことだが寡黙な先生との二人きりは静かすぎる。









富「もっと寄れ」









どうしたものかと考えていると冨岡先生は私の肩を引いて距離を近づけた。





「あ、ありがとうございます……///」










私の濡れている肩を気にしてくれたのだろう。






お礼を言うと先生はフッと笑った。









「あの……///」




冨「なんだ?」









「いえ……なんでもないです///」









肩に回された手は未だに離れない。









こんなところを見られたら他の生徒になんて言われるのか。









けれど先生の善意であることを考えると何も言えない。









「晴れた……!!」









まだ駅まで半分の距離がある。






そんな時に雨はやんだ。




「にわか雨だったんですかね」









冨「……」




先生が傘をたたむ。










冨「Aは駅からも歩くのか?」





「家まで10分程歩きます」






冨「持っていけ」









先生から傘を渡される。






また雨が降ったら困るから持っていけということなんだろう。




それから先生は駅まで送ってくれた。









傘は乾かして明日返そう。









肩にほんのりと残る体温がなんだか愛おしかった。

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架也(プロフ) - こむぎさん» さっきからきゅんきゅんしっぱなしです…新作楽しみにしてます!私も更新頑張ります! (2019年9月11日 21時) (レス) id: 56ac683fc9 (このIDを非表示/違反報告)
すもも(プロフ) - こむぎさん» あああああああ返信ありがとうございます!冨岡先生が尊くって机に頭打ち付ける日々です!! (2019年9月6日 23時) (レス) id: 05874a5a86 (このIDを非表示/違反報告)
こむぎ(プロフ) - すももさん» コメントありがとうございます!!!もっとキュンキュンしてもらえるよう頑張ります!めちゃくちゃ嬉しいです!!! (2019年9月5日 11時) (レス) id: 2f3651b549 (このIDを非表示/違反報告)
すもも(プロフ) - めちゃくちゃキュンキュンします…すごく楽しく酔わせていただいています!これからも更新楽しみにしています! (2019年9月4日 23時) (レス) id: 05874a5a86 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こむぎ | 作成日時:2019年9月1日 23時

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