新story1 ページ2
ついに
ついに...
海常高校でバスケができる日がくる!
不安よりも今は楽しみ!
卒業式が終わった後
私と涼太は海常高校の寮に向かった。
黄「ここっスよね?」
貴「うん...何かすごい立派な寮だね」
さすが...スポーツに力いれてる学校だけある
たくさんの新入生らしき人たちが、長蛇の列を作り受付で手続きをしていた。
黄「とりあえず...俺らも並びますか」
貴「うん。そうだね...」
私と涼太は、雑誌の件で時の人となったからか...
すごく視線を浴びる...
黄「Aっち!気にしなくていーっスよ!」
貴「そうだね!うん。気にしないっ!」
『次の人ー!』
黄「元帝光中、黄瀬涼太っス!よろしくっス!」
かるーい挨拶をする涼太...
『黄瀬君ね〜!えっと西側校舎の男子棟5階502号室ね!はい!鍵!』
黄「りょーかいっス!」
『次は〜?』
貴「元帝光中学。黄波Aです」
『黄波さん!!やっと来た〜!ずっとあなたを待っていたのよ!」
え?何?
知り合いだっけ?
貴「ごめんなさい...ちょっと意味が...」
『あなたね、寮には入れないのよ。ごめんなさいね』
はい?
今なんて⁉
黄「それってどーゆー事っスか?」
『あなたのご両親が手続きに来てくれたんだけど...
来た時にはね。見れば分かると思うけど...全国から多数の人が寮に入るから埋まってしまっていたの」
遅かったって事?
手続きすらちゃんとしてくれなかったの?
いや...違う。
私がギリギリまで伝えなかったからだ
貴「じゃあ...私どうすれば...」
『それでね、ご両親から鍵を預かったのよ。ここで生活して欲しいって伝言もね。
海常から目と鼻の先にあるみたいよ?』
貴「なんで...私に直接伝えれば良かったじゃん」
『何度も電話入れてたみたいよ?繋がらないって言ってたから』
そっか...私が避けてたんだ。
全て私のせいじゃん...
黄「Aっち?とりあえず行ってみないっスか?」
貴「うん...そうだよね」
海常から徒歩5分ほどの場所にある、2階建ての新しめなアパート
ここだよね?
親の責任なのか...しっかりセキュリティされている
黄「スゲーきれいなアパートっスね。それにセキュリティも万全だし俺もここなら安心っスよ」
2階の角部屋が私の部屋みたい。
中に入ると、生活に必要な家具家電や日常用品がちゃんと揃えてあった。
忙しかったはずなのに...
いつの間に...?
黄「Aっち?大丈夫っスか?」
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作者名:nanana23 | 作成日時:2017年5月24日 0時