【あんスタ】純白の君へ【男主】

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毎朝遭遇する、花の世話をする創の姿

花達に注がれる惜しみない愛

今日だってほら



紫乃｢〜♪｣



あんなに楽しそうに、愛おしそうに

優しい眼差しを投げてる

それに答える様に花達は綺麗な花を咲かせている


少し花達が羨ましく感じたり


そしていつも、声をかければ



紫乃｢あっA先輩！おはようございます♪｣



可愛い笑顔で返してくれるんだ


俺がこの道を通るのは練習室に近いから

という理由があるけれど

実は……そういう理由があったりする


花に目を奪われ眺めていると創の影が動き、視線を移すと

苦しそうにYシャツを掴む姿が見えた


今日は少し日差しも強いし暑いからな…


そんな彼を心配して、練習室へ招き入れる

俺の半歩後ろを歩くそんな彼を心配しながら


仮眠室まで運ぼうか、なんて考えたけれど早く横になりたいだろう

そう思ってベットから枕とタオルケットを持って来て創へ寝転ぶよう促す



紫乃｢あ…ありがとう、ございます…｣



その間もずっと浮かない顔

何かに耐えている様な表情



貴方｢俺がちょっと使っちゃってるやつだから嫌かもしれないけど…これしか無くて、ごめんね｣



彼に渡した枕達は自分自身が使っている物で

最近は泊まり込みが多いから使う頻度も多い


すると創はタオルケットを顔まで持って行くと



紫乃｢本当ですね…先輩の匂い…します、ふふっ｣



タオルケットに顔を埋めて、可愛らしく目を細めて笑う

嫌じゃない？

そう聞くと


嫌な訳無いじゃないですか…


小さく、でも確かに呟くと



紫乃｢あなたの物だったら…あなたの事だったら…あなただったら、何も嫌じゃないです…｣



俺の頬へ手を伸ばし、親指で小さく撫でる

俺を見つめる創の優しい視線

何処かで見たのことあるその視線は


あの花壇に咲く花達に投げられる視線と同じ


頬を撫でる手はゆっくり止まり

膝立ちをする俺の左手を掴むと

自身の頬へと手を誘導する



紫乃｢ふふっ…先輩の匂いしますね…｣



彼が口を開く度

自分の指に触れる彼の柔らかい唇

彼の吐息



貴方｢っ……｣



重なる小さな胸の高鳴り



紫乃｢先輩…少し、撫でてもらっても…いい、ですか…？｣



それは人を大胆にして



貴方｢！……は〜い…ふふっ｣



人を幸せにする









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紫乃創×仮病=現れる我が儘

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