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「貴方も大貴族の方々に愛されているのね。」

「えっ?」



下に向けていた目線をそっとあげるとふふっとした笑みを浮かべながら私の手を取って優しく撫でていた。


(わたしが…愛されている?)



「好きの反対は無関心。もし嫌われているのならAさんの近くに来たりはしないわよ?」



私の立場だったら何も声をかけることは無いけれど。と一言つけ加えアドバイスをしてくれた。その言葉は不思議と心に響き浸透していく感じがした。

それってもしかして私が奥様という人物にひかれたみたいに…



「でもあなたには魅力があった。ほんの小さな光でもそれはいつか大きなものに変化していくかもしれない。」

「奥様…」

「私は貴方を拾って正解だった。だって今じゃ暇な時間なんてないんですもの。…だから貴方自身が捻くれた考えを抱きすぎては駄目。」



「周りに相談すること。」前にも言ったじゃないと苦笑いを浮かべ私の手をするりと離した。

母親というものを感じたことがなかった私には初めての感覚だった。心が暖かくて陽だまりみたいで居心地が良い。



「…さて、休憩も終わったところだしそろそろこれを渡しましょうか。」



そう言って奥様は懐から一通の手紙を私の前に差し出した。何故このタイミングで出したのか不思議に思ったが封蝋を見ると差出人が明確に分かった。



三日月の文様、“トゥルース城”からの招待状。




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ヨル(プロフ) - コメントありがとうございます!何とかひねりにひねって作品を良いものにしていきたいと思いますのでよろしくお願いします (2020年1月16日 20時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです!続き楽しみに待ってます! (2020年1月16日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん» いやいや全然!バイト〜〜〜頑張れ!!!!!(元気玉)いつでも待ってるよ(イケウ``ォ) (2019年8月21日 1時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - パピヨンちゃんおひさ!ありがとねー!!今、バイトとかの予定で中々更新頻度が下がってしまってね…気長に待ってて! (2019年8月11日 19時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん久しぶり!!!!作品面白いね。読んでて楽しいよ!!更新頑張って! (2019年8月11日 13時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜紅茶 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/qZN5vxyJ6V2/  
作成日時:2019年6月28日 15時

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