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「それで…何かあったの?」



不安そうな顔にならず私が話しやすいように配慮してくれているのか穏やかな表情で語りかけてくれた。

そう尋ねられたせいなのか私は無意識に今の自分の悩みと現状の報告をした。



「…実は私、婚約を申し込まれていまして。」

「大貴族の方々に?」

「っ!何故、それを…」

「分かるわよ。私の屋敷に最近訪ねてくる人達ってみんな大貴族様ばかりだから自然的にそういう結論にたどり着いただけ。」




奥様には何もかもお見通しだったらしい。本当に侮れない。私は一瞬驚きながらも奥様の様子を見て話を続けた。




「でも魅力も何も備わっているわけでもない。私が釣り合うこともなければあの方々と比べることも出来ない…比べ物にだってならない。」




自虐のようになってしまうかもしれないが全て事実。言うならば彼らは華々しい存在で私は周りにある見る必要も無い隅でただ散らばるだけの陰。

シンデレラのように上手くいくと思えばそれは大間違い。シンデレラは魅力があって綺麗な心を持っていたから素敵な王子様に見初められた。

私にそんな魅力も地位も最初から持ってない、まして心なんて。ただ単に今まで自分が浮つきすぎただけなのかもしれない。



「…貴族の方々の目は節穴だと思う?」

「えっ?……そんなことは決して無いと思います。皆さん一流で品があります 、民のことだって考えて行動してくれますし…」



奥様から出た言葉は今の話と関係があるのかは分からない。疑問を感じながら今まで感じてきたことを思いのままに話をした。



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ヨル(プロフ) - コメントありがとうございます!何とかひねりにひねって作品を良いものにしていきたいと思いますのでよろしくお願いします (2020年1月16日 20時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです!続き楽しみに待ってます! (2020年1月16日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん» いやいや全然!バイト〜〜〜頑張れ!!!!!(元気玉)いつでも待ってるよ(イケウ``ォ) (2019年8月21日 1時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル(プロフ) - パピヨンちゃんおひさ!ありがとねー!!今、バイトとかの予定で中々更新頻度が下がってしまってね…気長に待ってて! (2019年8月11日 19時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
パピヨンlove - ヨルさん久しぶり!!!!作品面白いね。読んでて楽しいよ!!更新頑張って! (2019年8月11日 13時) (レス) id: 96ecbd33f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜紅茶 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/qZN5vxyJ6V2/  
作成日時:2019年6月28日 15時

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