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「おっ!Aちゃんに健永くん、本格的に台風が来る前に着いてよかったね」
振り返ると空を見上げながら
オーナーさんが立っていた
「はいっ!オーナーさんの言った通り21時でしたね」
「天気予報は当たったね」
2人で笑っていると
「ところで君たちは、お付き合いしてるのかい?」
「「………えっ?」」
思わぬ質問に声をそろえる
「だって、手をつないで走ってきたからてっきり恋人同士かと……」
その言葉につないでいた手を
思わず離してしまった
千ちゃんを見ると寂しそうな顔………
私たちの様子から何かを察知したオーナーさんは
千ちゃんに指導を始めた
「いいかい?女の子を落とす時は強い思いが必要だよ!"絶対、俺のこと好きにならせる"ってぐらいでちょうどいいんだ、まずは目ヂカラだね!見つめ合った時にグッと引き込まれる目じゃないと…〜
」
その様子をぼーっと見つめていると
傘もささずに走って来る人影が見えた
「雨、やべー!!!」
ベタベタの髪の毛をかきあげて入ってきたのは…
「ニカちゃん!!!大丈夫?………傘持ってなかったの?」
慌てて持っていたタオルで
背伸びして頭を拭いてあげた
「傘なんて風で飛んでったよ……あっ……ありがと……///」
少し照れながら私のタオルを受け取った
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横尾渉 - 面白いです。続き待ってます! (2018年9月12日 16時) (レス) id: 0c3559fc26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆり | 作成日時:2018年8月11日 0時