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六話【雪奈side】 ページ14
アレから時間は過ぎ、放課後……
あたしは、雪乃【ﾕｷﾉ】姉様に会いに隣の教室に向かう事にしました
「……やっと終わったぁ！！」
「ですね〜」
「てゆーか 姉様、何で置いていったんですか！？」
「少しでも多くフィルドさんと一緒に居たかったの……」
姉様は相変わらずのリア充だな、良いなぁ……
まあ、恥ずかしいから言わないけど
「……心配掛けてごめんなさいね」
「あ、そんな悲しそうな顔をしないでくださいよ！ 姉様が先に行ってなかったら有斗さんに会えなかったんだし！！」
「“あると”……？」
あ、違うクラスだから知らないか
じゃあ、説明しなきゃね！
「私と同じクラスの音堅 有斗さんですよ！ 有斗さん、凛々しそうで何か格好いいんです♪」
ああ、有斗さんを思い出すだけで胸が高まってく♪
「……雪奈」
「何ですか？姉様」
そんな心境だったからか
姉様から出て来た台詞は、あたしを吃驚仰天させる言葉だった
･
「好きなんでしょ？……彼の事」
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