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「敵襲」と聞き私達はすぐさま武器庫に隠れた
隠れた直後に轟音が鳴り響き、ヤツらが入ってくる気配がする
相手は考えなくても分かる
ラートリー家、もしくはその手下といった所だろう
腰に下げていた刀の鞘を握り締める
いつ来ても返り討ちにしてやれるよう神経を研ぎ澄ます
今の所は…気付かれてないか
ザ「けど何故バレたこの場所が
あれだけ警戒していたのに…」
ペ「分からない…奴らいきなり現れた、闇の中から
見逃したりなんかしていない
俺もロッシーもずっと見ていた
何もどこにも映ってなかった、異常はなかった
なのに奴ら急に_」
急に現れた?
監視カメラの死角を縫ってきたとでも言うの?
だとしても一体どうやって…
オ「落ち着け、それで敵の数は?」
ペ「8人、見えた限りでは」
8人と聞き隣にいたユウゴがピクリと眉根を寄せた
コイツが何に対して反応したのかは知らない
けど、私達全員の数に対して向こうはたったの8人?
何か、引っ掛かる……ただ私達の事を嘗めてて8人で充分とでも思ってるのか、それとも私達の情報を全て知った上での作戦なのか
分からない…けどいつまでも此処に隠れてるのも時間の問題だ
それと隠し部屋にいるルーカスとロッシーも心配だし
仕方ない、エマの言う通りシェルターを捨てるしかない
名残惜しいけど命の方が大事だ
ただ、どうやってあいつらに見つからず逃げるかだけど…
『ユウゴ、このシェルターの非常口の通路って隠し部屋からも繋がってたのよね?』
ユ「あぁ、だからルーカス達もそこから非常口に向かうはずだ」
『………』
ユ「?おい、どうした」
『……いや、何でもない』
理由は分からないが直感的に凄く嫌な予感がする
もしあいつらが8人だけで私達を殲滅させれるような精鋭部隊だとしたら、多分最悪出入口の位置を把握してるのではないか
だとしたら私達も勿論そうだけど、今別行動してるルーカスとロッシーが危ない
薄暗い隠し通路を大勢で歩く中、私は辺りを見渡す
後ろから追ってきてるとかはない
でも油断出来ない
何せ今回の敵はどうやってカメラの死角を縫ってきたのか、そもそもどうやってシェルターの位置を知ったのか等謎だらけだ
何処か見落としがあった?
ク「もうすぐだね
一度上へ上がって少し歩いてもう一度上がったらもう出口だ」
クリスの言葉に目を丸くする
……まさか、この考えが本当ならまずい!
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風蘭doll(プロフ) - マニ。さん» お返事遅くなり申し訳ないです!ありがとうございます!不定期ではありますが更新頑張ります! (3月6日 21時) (レス) @page36 id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
マニ。(プロフ) - 風蘭dollさん» ✉️。こんにちは!とても面白いです。もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます💝 (2月25日 18時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 天使長さん» ありがとうございます!面白さの原因は夢主が元銀魂界の人間だからです() (8月27日 11時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
天使長(プロフ) - 夢主が面白過ぎる笑シリアスとギャグのバランスが最高です!更新待ってます! (8月26日 22時) (レス) @page16 id: 01c5f89b1c (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - 由良の門をさん» ありがとうございます!本人にメガネ掛け機なんて言ってしまうとどこぞの山犬の「黙れ小僧」ならぬ「黙れ小娘」で返してくれるでしょう (8月22日 15時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections
作成日時:2023年8月7日 0時