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土方side
取り調べを始めて数十分。
なんなんだこの女は。
何を言ってものらりくらりとかわしやがる。職業不定の住所不定。一体何者なんだ?
沖「まあとりあえず、てめぇは公務執行妨害で逮捕でさぁ」
貴「いやいや、ちょと待って下さいよぉ!300円上げるから!」
沖「300円程度で人は動かねえでさぁ」
すると、殊里はいい考えを思いついた、という顔をした
貴「あの、例えばの話ですが。
私の事逮捕して連行して、私はすぐ抜け出す自信があります。実際1回は逃げ出しましたし。それが広まったら警察の威信は落ちますよね?まあ、その程度で落ちなかったら……そうですね、ターミナル辺りでも予告して爆破しようかな。」
土「おい……」
貴「まあまあ、落ち着いてください、"例えば"の話ですよ。
私に逃げられるよりも……
私を雇って自分の目で監視するってのはどうでしょう?私が何者かはおいおい?調べればいいですし」
何言ってんだコイツ。こんな怪しい奴の提案なんて
飲み込むわけがねえ。
近「そうだね……丁度女中さんの人手が足りてなかったし……うん、そうしよう!」
オイイイイイイイ!
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うさきよ - 面白いです‼ (2023年5月7日 20時) (レス) @page4 id: 55ad19f9cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のここ | 作成日時:2021年1月30日 21時