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入るのは2度目の取り調べ室。また私が逃げ出すと思っているのか栗毛こと沖田くんが窓の前、前髪V字の土方さんがドアの前にたっている。これはさすがに逃げられない。やばい〜
てかここに来るまで気づかないなんてまずいな。
なんか……認知症?
土「取り調べをした所とも気付かずに自ら喧嘩ふっかけに来るとはなぁ。」
貴「いえ!違います!私があの人を背負い投げしたのはすこぉ〜しイラっと、したもので、まあ、はい。タウン●ークでみてここに就職したいなぁなんて……あはは」
沖「逃げ出したところに就職しに来る奴の方がよっぽど馬鹿でさぁ」
し、辛辣……ヒドイ……
近「まあまあ……
ところで殊里ちゃん、
君が逃げてからこっちのデータベースで〚燈川殊里〛を検索してもヒットしなかったんだ。偽名を言ったのか?」
貴「いいえ、本名ですよ。正真正銘の。私、出生届出されてないんで。まぁ、それで本名と言っていいかは分かりませんけど」
空気が少し重くなる。気にしなくていいのにな
近「あ、なんかゴメンね……」
貴「いいんですよゴリラ。気にしてませんよゴリラ。」
土「いちいち語尾にゴリラ付けんなぁ!」
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うさきよ - 面白いです‼ (5月7日 20時) (レス) @page4 id: 55ad19f9cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のここ | 作成日時:2021年1月30日 21時