188話 ページ7
Noside
リドル「__『
Aがやっと大人しくなったところで、魔物の方も決着が着いたようだった。
グリ「ふぎゃっ!?なんじゃこりゃ!?」
魔物は首輪を取ろうと、ジタバタとのたうち回る。
リドル「ハートの女王の法律・第23条『祭典の場に猫を連れ込んではならない』」
その場合、猫の獣人はどうなるんだろうと、Aは呑気に考える。
リドル「猫であるキミの乱入は重大な
グリ「オレ様は猫でもねぇ〜っ!!」
Aは少し鼻で笑って、リドルを見据える。
『そうだよリドル。どう見たってカモノハシじゃん。』
猫てwとクスクス笑うAに、大体が白い目を向ける。
アズ「カモノハシって知ってます?」
アズールもその1人だった。
どこをどう見たらカモノハシなんだ?と頭に疑問を埋め尽くす。
もはやAの思考回路は、どんな難解な試験問題よりも解くことが難しいだろう。
グリ「こんな首輪すぐに燃やして……あ、あれ?炎が出ねぇんだゾ!」
『燃やして取れる物じゃないでしょ。』
アズ「着眼点そこですか?」
アズールは眼鏡を掛け直して、いちいち構っていては洒落にならないと放っておくことにした。
リドル「ふん!ボクがその首輪を外すまでキミは魔法を使えない。ただの猫同然さ。」
『だからカモノハシだって!!!』
声を大にするAに、次は魔物が声を上げる。
グリ「どっちもちげーんだゾー!!!オレ様はペットじゃねーんだゾ!」
どうにか力ずくで首輪を取ろうとする魔物を、リドルは冷たい目で見つめる。
リドル「心配しなくてもキミみたいなペット、こっちから願い下げだ。」
こうして、魔物は学園からつまみ出され、入学式は終わりを告げた。
『ブッチッチ。あの魔物追いかけなくていいの?』
ラギ「え?なんでッスか?」
『絶好のタダ飯じゃん。』
ラギ「いや、流石に追いかけて料理する勇気ないッスよ。」
『食べること自体は否定しないんだな…。』
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桃(プロフ) - イグニコールめためた面白くてゲラゲラ笑ってましたww小説でこんな笑ったの初めてですw応援してます! (5月17日 0時) (レス) @page4 id: 6a25fafd93 (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - オルト君がオバブロするのもすごいのにカーチェイスで戻すなんてさらにすごい…。やっぱり、作者様の脳内は私の考えなんて足元にも及ばないほど面白いですね。好きです。 (2023年4月6日 21時) (レス) @page46 id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - オクタ回収…。す…すげぇや姉貴…(?)(小並感)自分のペースで、どうか無理だけはせず…。ツムツム頑張ってください! (2023年4月6日 1時) (レス) @page45 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
ポラリん。(プロフ) - オクタ回収出来たんですか!? ヴァネッサさん出たけどオクタ未だゼロです、、頑張ってください! (2023年4月5日 3時) (レス) @page44 id: 7cbb01627a (このIDを非表示/違反報告)
hareotomiya0108(プロフ) - ツムツムなら仕方ないですよね頑張ってください! (2023年3月31日 3時) (レス) @page42 id: cc5d6355d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年3月22日 12時