とんでもないアホ5【ツイステ】【男主】

227話 ページ46

Aside







ｻﾊﾞﾅA「おい！フィンズやめろってマジで！！」







ｻﾊﾞﾅB「うわあああ！！！こっち来んな！！」





ｼﾞｬｯｸ「A先輩！止まってください！！！」






『へいへいへーい。轢いちゃうよ〜ん。』





俺は今、マジカルセグウェイでサバナクロー生を追いかけ回している。





何故かって？





サバナクロー生が逃げるから。







逃げる者は追い掛けるべし。





これNRCの教訓。







ちなみに、このマジカルセグウェイは俺が半年で開発した。





魔力次第で速度を変えれるんだ。




最高で時速30kmは出る。





イデアサンに見せたら偉い偉いとすごい早口で褒めてくれた。





ｼﾞｬｯｸ「このままじゃまた寮がめちゃくちゃに…！」





『大丈夫大丈夫。その時はジャッククンが修復魔法の練習がてらに直せばいいよ。』



ｼﾞｬｯｸ「俺なんすか…。」




ブーンブーンとサバナクロー生を追いかけ回していたら、見知った顔がジャッククンの隣にいた。



ﾗｷﾞ「あーあー…また派手にやってるッスねぇ。」





『ブッチッチ！！！』



俺は方向転換をして、ラギーへと突っ込む。



ﾗｷﾞ「うわ、猛スピードでこっち来んな。」



ヒョイ、と躱された。



『ちょっと、なんで避けるの。』



ﾗｷﾞ「なんで避けないと思ったんスか。」



ラギーに拒否られたので、近くにいたサバナクロー生へと標的を変える。



ｻﾊﾞﾅC「ひいぃぃぃ！！！」



『やーいへっぴり腰〜。』






ｼﾞｬｯｸ「先輩！あの人どうにかしてください！！」



ﾗｷﾞ「ええ〜。オレがどうこう出来る人間じゃないんスよね、アレ。」



ｼﾞｬｯｸ「そんな…。」


心配そうな顔をしたジャッククンに近付き、先輩である俺が仕方なく宥めてあげる。



『大丈夫だジャッククン。まだ何も壊していない。』



俺はスマホのタイマーを見る。



セグウェイに乗り始めて5分48秒。



『何も壊さず運転した記録をたった今更新した。』




スマホに映る数字をジャッククンに見せる。




ｼﾞｬｯｸ「短っ！！」



ﾗｷﾞ「ってA！前見て前！！！」



ジャッククンに見せるのに夢中で、前にあったかがり火にガシャン！！！とぶつかってひっくり返った。



『記録:5分56秒。』



ﾗｷﾞ「セグウェイ向いてないッスよ。」




こうして俺は、セグウェイをサバナクロー寮で練習する事にした。




最終的な記録は7分08秒だった。




ﾗｷﾞ「いや短。」

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