217話 ページ36
Noside
『ちょっと!!!マニキュア塗りにくくなるじゃん!!』
Aは自身に着いた首輪を見てそう言うが、周りはそこ!?と心の中でツッコむ。
トレイ「あちゃ〜。」
エース「アンタほんと懲りねえな……。」
デュ「寮長相手にもあんな態度を取るなんて……すげえ根性だ…!」
エース「いや感心するところじゃねぇよ…。」
リドルはフン!と鼻を鳴らして、ソファにドカッと座る。
トレイ「Aも、これに懲りたらきちんと反省しろよ?」
『は〜い。』
トレイがAの頭を撫でながらそう言うと、Aはスリスリと頭を寄せる。
リドル「…トレイも、Aのことを甘やかし過ぎだと思うのだけど。」
リドルは不服そうに2人の様子を見る。
エース「寮長にも結構甘いとオレは思いますけどねー。」
『そーだぞー。俺が取られたからってヤキモチ妬くな。』
リドル「なっ!?や、妬いてない!!!」
まったく素直じゃないんだから〜、とAはリドルをからかう。
ケイト「こらこら、またリドルくんが怒っちゃうよ〜?……っと、はい!出来たよ〜!」
ケイトはAの手を皆に見せるように広げる。
ケイト「どおどお?ハーツラビュル寮をイメージしてみたんだけど。」
爪には白、赤、黒のマニキュアが施されており、その上からはトランプのスートが散りばめられている。
エース「すげ〜。A先輩ってのが癪に障るけど。」
デュ「綺麗ですね!似合ってます!!」
トレイ「うん、なかなかいいと思うぞ?」
リドル「……まあ、悪くは無いね。」
『えっへへ〜そんなに似合ってる?これを機にハーツラビュル寮生にでもなろっかな〜。』
Aが軽い気持ちでそう言うと、リドルはガッとAの肩を掴んだ。
リドル「本当かい!?キミにはハーツラビュル寮が似合うと思っていたんだ。それに、よく問題を起こすからね。ボクの支配下に置けるのは都合がいい。」
『え゛っ。』
リドル「本当は闇の鏡に決められた魂に背く転寮という行為は、ルールを破るようであまり好ましくなかったけど、合わないなら仕方が無いね。」
目をキラキラとさせるリドルに、Aもそこまで本気だと思っていなかったのか焦り始める。
周りもこれはヤバイぞ、と冷や汗を垂らす。
『あー、リドル?』
リドル「なんだい?ああ、まずはハートの女王の法律から教えようか?」
『いや、今の冗談……デス。』
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桃(プロフ) - イグニコールめためた面白くてゲラゲラ笑ってましたww小説でこんな笑ったの初めてですw応援してます! (5月17日 0時) (レス) @page4 id: 6a25fafd93 (このIDを非表示/違反報告)
怜央(プロフ) - オルト君がオバブロするのもすごいのにカーチェイスで戻すなんてさらにすごい…。やっぱり、作者様の脳内は私の考えなんて足元にも及ばないほど面白いですね。好きです。 (2023年4月6日 21時) (レス) @page46 id: 8acdf4d0f3 (このIDを非表示/違反報告)
ただの一般人 - オクタ回収…。す…すげぇや姉貴…(?)(小並感)自分のペースで、どうか無理だけはせず…。ツムツム頑張ってください! (2023年4月6日 1時) (レス) @page45 id: 3f9059dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
ポラリん。(プロフ) - オクタ回収出来たんですか!? ヴァネッサさん出たけどオクタ未だゼロです、、頑張ってください! (2023年4月5日 3時) (レス) @page44 id: 7cbb01627a (このIDを非表示/違反報告)
hareotomiya0108(プロフ) - ツムツムなら仕方ないですよね頑張ってください! (2023年3月31日 3時) (レス) @page42 id: cc5d6355d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トマトマヨトマメトマト | 作成日時:2023年3月22日 12時