ダイアゴン横丁と出会い _03 ページ4
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you side
それからわたしの採寸の番。
それからそれぞれの採寸を終え、御代を払ってる時に入ってきた男の子、後ろにはびっくりするくらい大きな男の人。
『わぁ、大きい』
自分でもびっくりして口を抑える。思っていたことが声に出てしまった。
「素直でいいなお嬢ちゃん、ホグワーツの新入生か？」
『あ、はい。ごめんなさい急に…大きいだなんて』
「なーんも気にしちょらんさ！俺はハグリッド、ホグワーツの教師をしてるもんでな、こっちはハリー。お嬢ちゃんと同じ、今年入学するから仲良くしてやってくれ」
「ハリー・ポッターです、よろしく」
『あなたハリー・ポッターなの？わぁ、すごい。』
新聞や本でよく見た、出てくるとも思っていなかった彼の名前が出てきてびっくりした。ハリーから差し出された手を握る。
今日は出会いがいっぱいだなぁ、とほくほく。
『A・スネイプです、よろしくねハリー。ハグリッドも！よろしくお願いします！』
「スネイプ…？スネイプて言ったのかお嬢ちゃん」
名前を言うとぱちぱちと目をさせながら驚いた表情を見せるのはハグリッド。
そうか、ホグワーツの教師をやっているって言ってたからセブルスのことも知ってるのね。
『えぇ、血は繋がっていないのだけど…セブルスのお家でお世話になってるの』
「こりゃ驚いた、そうかそうか！知らなかったもんでな、すまねぇ」
『ううん、全然！セブルスそういう事言わなそうだもん』
そう言うと、ハグリッドは間違いねぇと笑った。
「ちょっと、僕にもわかる話をしてよ！」
「すまねぇハリー、ついな」
『ごめんなさいハリー』
ぷくぅと頬を膨らませるハリーにハグリッドと謝りながらも微笑みを隠せなかった。
そしてすぐにハリーも採寸があるからと呼ばれてしまい、またホグワーツで会おうと約束をしてハリーとハグリッドと別れた。
『セブルス、お待たせ！』
「我輩も今来たところだ」
『聞いてセブルス、ハリーに会ったの。あのハリーポッターに！同じ年に入学だなんてビックリしちゃった』
「…そうか、仲良くやれるといいな」
『ね！友達たくさんできるかなぁ』
「Aなら大丈夫だ、安心しろ」
そう言って、セブルスは優しく頭を撫でてくれた。優しくて、あったかくて、そんなセブルスの手が大好きだった。
「帰るぞ、A」
『はーい！』
そんな大好きなセブルスと並んで、帰路へとついた。
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作者名：リン | 作成日時：2022年11月7日 2時
