3話 不意打ちやめて ページ21
A「はぁーーー・・・・・」
放課後――
私は長い廊下を一人でとぼとぼと
歩きながらため息を吐いた。
手元には大量の紙。
ネチTめ・・・宿題忘れたからって、
こんなに資料作れなんて。
絶対これ学年分あるでしょ・・・
心の中でぐちぐちと数学担当教師でもあり、
私のクラスの担任でもある
ネチTのことをぐちりまくる。
ふと、手元が急に軽くなる。
秋「重いでしょ。手伝うよ」(^^)
A「紅葉野くん」
ちょうど通りかかったのか、
紅葉野くんが資料を持ち運ぶのを
手伝ってくれた。
秋「どこまで運ぶの?」
A「教材室。
資料作るように先生に頼まれて」
秋「俺も資料作るの手伝うよ」
A「えっいいよ。一人で出来るし・・・」
秋「でもこれ、学年分はあるでしょ?
この量だと、夕方までやることになるよ?」
A「うっ・・・・・」
でも・・・・
紅葉野くんに手伝ってもらうのも悪いし――
・・・・・・・・・・・
A「お、お願いします・・・・・」
秋「ふふっ、はい」(*^^*)
―――――――――――――――――――――
A「はぁ〜〜・・・疲れたーーーー」
やっと資料作り終えた私は、
イスに座りながら伸びをする。
思ったよりも早く終わったなー。
A「ありがとう、紅葉野くん。
手伝ってくれて」
秋「ううん。ね、一人でやるより、
二人でやった方が早く終わったでしょ」
紅葉野くんはふわりと微笑む。
なんだか、紅葉野くんといると癒されるなー。(*´w`*)
* * * *
A「失礼しました」
私たちは職員室まで資料を運び終えた。
はぁ、やっと帰れる〜!
A「ありがとー紅葉野くん。
おかげで早く帰れるよー」
秋「お役に立ててよかったよ」
よ〜し!早く家に帰って、乙ゲーしなくちゃっ!
ザ―――――・・・・・・
って、
雨なんて聞いてないんですけど――――!?
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リト(プロフ) - ここまで読んでくださった読者様、本当にありがとうございます!第2作もありますのでよろしくお願いします!! (2020年4月25日 1時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - お気に入り登録者が増えてる! (2020年2月26日 19時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 表紙描きました! (2020年2月17日 22時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - 今回の話はあなたの(設定された)過去があります。私も主人公と重なる部分がありますね。私の場合、将来何になりたいかですかね。まだ確実には決まっていないんですよ。皆さんはどうですかね? (2020年2月7日 23時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
リト(プロフ) - びびちゃんさん» こんな作品を面白いなんてっ(泣)ありがとうございます!更新頑張れます!! (2020年2月5日 23時) (レス) id: 96d4802982 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リト | 作成日時:2018年12月2日 17時