生徒会…チョロ松 ページ16
「_____明日から、次期生徒会の選挙の立候補期間です。
我こそはと思う人は立候補し、他の人は本当にふさわしいと思う人に投票しましょう!」
皆の視線の中、手に持った原稿を読み上げるチョロ松先輩。
私はそんな先輩を舞台袖から見守る。
「はぁ、緊張した…」
全校生徒の拍手の中、先輩は心臓を押さえながら舞台袖へ戻ってきた。
「お疲れ様です先輩。
…大丈夫ですか?」
「うーん…やっぱり慣れないなあ、前に立つの。
こういうの本当は得意じゃないんだけど…」
チョロ松先輩は、皆の前ではビシッとしているけど実は照れ屋でシャイな人。
「大丈夫ですよ。先輩が一生懸命なの、知ってますから」
そう言うと、先輩は「ありがと…」と困ったように笑う。
「…でも、そろそろ次期の生徒会選挙、ですもんね」
そう。今度の選挙で、現生徒会は解散。
今のような、チョロ松生徒会長を副会長の私がサポートするという関係は終わり。
「そうだね…」
先輩も遠くを見つめて寂しそうに呟く。
「…1年間、あっという間でしたね」
友達の勧めで副会長に立候補した1年前の私。
その時、会長になりたてのチョロ松先輩もガチガチに緊張してて、スピーチの前は決まって舞台裏でソワソワしてたっけ。
そんな先輩をサポートしてるうちにわりと親しくなって、気がつけば先輩のことを気になり始めていた。
「…先輩、実は、私_____」
「ねぇ！またやろうよ生徒会!!」
「…え」
私の言葉を遮って、先輩は予想外な発言をした。
「僕も頑張るからさ！だから、その…
Aちゃんには、また副会長として、僕をサポートしてほしいんだ!!」
たしかに、引き続きとしての立候補はできるし
当選さえすればまた1年間活動することができる。
でも…
「…みんな選んでくれますかね…?」
「ふふ、僕は伊達に1年間、生徒会長やってなかったつもりだよ」
得意そうに笑って、「Aちゃんは?」と
尋ねるチョロ松先輩。
…それなら、
「…伊達に1年間やってないのは私もですよ。
…新米なんかに負けません」
「おっ、言うねぇ」
先輩の「もう1年間」の約束。
それを先輩の方から言ってくれたことに、
少しだけ期待しちゃってもいいですか?
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あお - おそ松兄さん…剣道部のがかっこよかったです！私は過去に体育委員と放送委員やってたので大好きなおそ松兄さんで見れて幸せでした！ (2018年4月4日 23時) (
レス) id: 7457b0c918 (このIDを非表示/違反報告)
風が凪ぐ - 私もリクエストいいですか？ (2017年9月1日 19時) (レス) id: 6255028c97 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっきー大魔王 - リクエストいいですか？ カラ松で陸上部でお願いします！ (2017年8月22日 22時) (レス) id: b15a1e4066 (このIDを非表示/違反報告)
闇月ゆう(プロフ) - この作品今日知って一気読みしちゃいました！英語部の英文訳したら確かにドキッってきますね！！もう全松イケメンすぎて死にそうです… (2017年8月20日 10時) (レス) id: 37c43119a0 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりんねこ＠午後ティーを午前に飲むアホの子(プロフ) - 吹奏楽部員としては嬉しいものでした！ありがとうございます。 (2017年8月20日 9時) (レス) id: 58666363fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤沢 | 作成日時：2017年7月28日 22時
