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図書室から本を借りて、教室へ戻る途中。
急がないと、そろそろ授業が始まってしまいます。

そんな時、廊下で橙さんを発見。
なんだか歩き方がおかしいような…?
よく見ると、靴下がモコモコしているような…


「橙さん、どうしたんですか?」

「うわっ!…あ、黒かぁなんだ〜後ろからだからびっくりしちゃったよ。」


珍し驚かれました。
でも、その反応が普通だと思います。
少しさみしいですけど。

彼女は転んでぶつけたと言いました。
まさか虹村主将に助けてもらったとは驚きでしたが。


「それでね、保健室に行く途中で変わった子に会ったよ。バスケ部の子。」

「変わった子?」

「黒とは違う感じで変わってる」

「けっこうひどいこと言いますね。」


聞いた話によると、妙に落ち着きがあって、きれいな敬語。
他の一年生より虹村さんと仲が良くて、一人は背が低くて、もう一人は背が高くて眼鏡をかけている…
たぶんそれは1年生で一軍に選ばれた人たちだと思います。

橙さん、バスケ部に縁があるんですね。
なんて話していると、チャイムが鳴ってしまいました。

でも、走れない橙さんを置いていけません。


「一緒に戻りましょう。先生は説明すればわかってくれますよ。」

「ありがとう。黒子はやさしいね。」


紳士だね、と言われて思い出しました。
さっき返した本に紳士が出てきて、その立ち振る舞いは男の僕でも憧れてしまうような、かっこいいひとでした。
僕も、そんな風な、、、せめて、君の前だけでも紳士になりたいと、そう思いました。

君だけが、僕を見つけてくれるから。

だからもしまた君が怪我をしてしまったら、まっさきに駆けつける。

少し背伸びをしてでもかっこつけたいと思うのは、たぶん…この間読んだ恋愛小説の主人公と、自分を重ねているからかもしれませんね。

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設定タグ:黒子のバスケ , 灰崎祥吾 , キセキ   
作品ジャンル:恋愛
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ナイン(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» はじめまして。コメントありがとうございます。灰崎くんは実は良いやつなんだろうな、と思って書いてます。暖かい目でみてくれると嬉しいです。 (2018年7月5日 6時) (レス) id: 2c81737552 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様は私の彼氏兼教祖様 祥吾様私の息子みたいに可愛い 恩人でもある (2018年7月5日 5時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナイン | 作成日時:2018年2月9日 18時

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