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「なーなー、メアド交換しよーぜ。」


後ろの席から頬杖を付きながら話しかける男子に、携帯を持っていないことを伝えると、ちぇっと聞こえた。
メールなんて別に、学校で会うからいいじゃん。

入学してからしばらく経った頃。
彼はバスケ部で、1年生なのにもう一軍入りをしているらしい。
そんなにバスケが上手いのか。
運動音痴な自分からしたら、すごく感心する。

だが、前後の席なので、座っていると授業中でもちょっかいを出してくる。

前言撤回。
感心しない。
何がしたいんだろうこの人は。

そういえば、ちゃんと会話したことなかったな。


「灰崎はいつも何してんの?」

「は?」

「昼休みとか…学食なの?」

「まぁ。お前弁当派か。」


そう答えた彼は、眉毛をちょっと曲げて、不思議そうにこちらをうかがっている。

なんだよ、と言われたので、別に、と返す。

灰崎の表情に、何となく笑って文句を言われた。


「君たち、仲いいですね。」


隣の席の黒に言われて、「そうでもない」と答えると、灰崎が冷たいこと言うなと肩を組んでくるので、その腕をベシッと叩いて退かせた。


「いてーよ!俺一応一軍なんだけど〜?」

「でも灰崎くん、よくサボりますよね。」


言うなよテツ、と灰崎が言った。
調子乗ってサボってんの?と笑いながら聞くと、「あの主将嫌いなんだよ!」と彼は愚痴を垂れた。

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設定タグ:黒子のバスケ , 灰崎祥吾 , キセキ   
作品ジャンル:恋愛
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ナイン(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» はじめまして。コメントありがとうございます。灰崎くんは実は良いやつなんだろうな、と思って書いてます。暖かい目でみてくれると嬉しいです。 (2018年7月5日 6時) (レス) id: 2c81737552 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様は私の彼氏兼教祖様 祥吾様私の息子みたいに可愛い 恩人でもある (2018年7月5日 5時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナイン | 作成日時:2018年2月9日 18時

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