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「それよりAちん、例のブツは〜？」
「ちゃんと持ってきたよ！」
隣に座るAちんが、持っていた紙袋からゴソゴソと取り出したそれは、俺が以前頼んでいたクッキー。
「はいむっくん。約束の品でござる。」
「ありがと〜〜」
やったぁ！
バレンタインの時、大量に作って余ってるからってくれたの、すっごい美味しかったんだよね〜！
「おい、それ俺の分ねーの？」
え、灰ちんも食べるの？
てかこういうの好きだっけ…あ、そもそも灰ちんのことあんま知らないや。
どーでもいいけど。
「あるよ！一応余分に持ってきてた。はいっ」
あるんだ…Aちんて準備いーよね。
「クッキーは持ってきても、お弁当は忘れるんですね。」
「気が抜けている証拠なのだよ。」
うわぁ…黒ちんもみどちんもきっつ〜
でも俺はお弁当忘れてくれたおかげで、こうしてクッキーにありつけたからラッキ〜
Aちんと仲良く話していると、灰ちんが不機嫌そうに俺を見てくるから、俺はおかずで山盛りのお皿を守る。
「俺の分まで取らないでよね！」
「はぁ？取らねーよ。敦の取ったらこえーじゃん。」
なぁんだ、よくわかってるじゃん。
って思ったけど、不機嫌なのはお腹が空いてるからじゃないみたい。
「お前こそ取るなよ。」
じゃーな、とAちんの頭をわしゃわしゃ撫で回してその場を立ち去った。
Aちんの頭は嵐が過ぎ去った様な感じで、プリプリと灰ちんの文句をたれている。
でも嫌なわけじゃないみたいで、ムッと口を尖らせた表示が可愛くて、可愛くて…
あ、取るなって、そういうことかぁ。
でもAちんと灰ちんが出来てようがいまいが、あんま関係ないね。
てゆーかカップルに見えないし、灰ちん女遊び激しいし…この2人、めんどくさぁ……
「あれ？Aちん、まだクッキーあんの？」
「これみんなの分〜」
えー俺のだけでいいのに。
俺が全部食べるし。
これだけじゃ足りないし。
俺だけ一人占めしたいし。
だっておいしいもん。
Aちんのクッキー。
続く (更新停止中)
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ナイン(プロフ) - ミリイ(灰崎信者)さん» はじめまして。コメントありがとうございます。灰崎くんは実は良いやつなんだろうな、と思って書いてます。暖かい目でみてくれると嬉しいです。 (2018年7月5日 6時) (
レス) id: 2c81737552 (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様は私の彼氏兼教祖様 祥吾様私の息子みたいに可愛い 恩人でもある (2018年7月5日 5時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナイン | 作成日時：2018年2月9日 18時
