【ダイヤのA】アホなメガネと付き合うことになりまして？？？【御幸】

体育祭。 ページ9

今日は体育祭。


一年でもっとも私がめんどくさいと思う日。


目玉は学年別、クラス対抗男女混合リレー。


もちろん3-Bは……





倉「ヒャハハ！お前ら抜かれたら承知しねえからな！」


御「毎年毎年、懲りねえなぁ……」


「疲れるから嫌なんだけど、走るの」





毎度のごとく、体育祭の目玉となるこの競技。


選りすぐりの運動部員たちを総動員し、挑む。


野球部員もしかり。


そこになぜ私が巻き込まれているのかというと、遡ること2年前。


私が一年の頃である。


たまたま病欠でリレーの人員に欠員ができ、そこに暇そうにしてるから。


と言う理由で出場させられ、走ったら速いじゃん！！


と。





「はあ…こんな事になるなら、あの時走るんじゃなかった……」


御「Aって足も速いんだから、彼氏として鼻が高いわー」


倉「彼氏とか関係ねえだろ」


「はあ〜〜〜〜〜〜〜」


御「長えため息ww」


倉「どんだけ走るの嫌なんだよ」


「ものすっごい嫌」


御「酷え顔」


倉「こりゃ相当だな」





そうこうしている内に、アナウンスでリレーに出る生徒は〜なんて言ってる。


嫌々ながら倉持と御幸にサイドを固められ、入場ゲートへ。


私の前に3人いて、私、御幸、倉持の順で走る。


倉持はもちろんの足が速いからアンカー。





男子生徒「A！すまん！頼むっ！！」





序盤、アクシデントにより走者が転倒。


順位を落として現在8クラス中5位。





《B組のAさんすごい追い上げです！バトンを受け取った途端に前との差を縮め、一人抜き現在4位！そして次は……》


「御幸！！」


御「おう」





持っていたバトンを御幸に託す。





《バトンを受け取った御幸くん、一人を追い抜きB組の現在の順位は3位！次はアンカーです！！》


倉「御幸ィ！」


御「倉持！」





私の手から御幸に渡ったバトンが、今度は御幸から倉持へ。


うちのチーター様の足ならこれくらいの差、なんてことない。





倉「ヒャハハハーーー！」





前を走っていた二人をすごい勢いで抜き、トップでゴールテープを切った倉持。





《三年生、クラス対抗男女混合リレー！一位はB組です！！》


＼＼＼わぁぁぁぁぁあ！！！／／／





湧き上がる歓声。





「やるじゃん、倉持」


御「さすがは韋駄天様」


「そこはチーター様じゃないんだ」


御「じゃあ韋駄天チーター様で」





この後御幸と二人でめちゃくちゃ倉持のことを褒めた。

野球以外はてんでダメ。→←彼セーター。

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