ceating【不二周助】 ページ8
彼と付き合ってる私、高梨A。
彼と私は、中学3年になると同時に付き合いだした。
「君は何もしなくていい 僕に全て委ねて」
そう、言ってくれたのに。
言葉通り私は、彼に全て委ねた。
身も心も、全て。
……彼が浮気していると、知るまで。
きっかけは、中3の後夜祭だった。
彼はきっと、私の所へ来てくれる。
だって、あんなに愛してくれていたから。
……何分待っても、来ない。
不思議に思った私は、校舎裏へ来た。
A「あ、……っ！？」
私は、見てしまったのだ。
彼が他の女と、キスしているのを。
女は、ニヤリと笑った。
まるで、闇の世界へと攫う、悪魔のように。
ああ、浮気されたんだ
この女に、周助は誘惑されて、負けた。
……その後すぐの事だった。
周助に呼び出されるのは。
周助今日、話したいことがあるんだ。昼休み、校舎裏に来てくれない?
私はこう返した。
Aいいよ。私も、ちょうど話したいことがあったから
…‥そして、時はきた。
『……』
「……」
お互い、無言。
きっと言いづらいのだろう。
私は言う内容を知っている。知ってしまっている。
『……先に、言ってもいい？』
「いいよ、何？」
『言いたい事、全部言うよ』
「うん」
『周助、愛情深いよね。それは私が一番知ってる。だって、彼女だから。…‥だけど、さ』
ここで、一つ、深呼吸をして。
一つずつ、言おう。
ゆっくり、ゆっくり……。言いたい事、全部言っちゃおう。
『裏切られるとは思わなかった。浮気されるとは思わなかった。今まで気付かなかった私、本当にバカだ。“周助ならしない”なんて、勝手に思い込んで』
言った途端、涙が零れる。
その涙で、地面が濡れる。
「……気づいたの、いつ」
『……後夜祭の、校舎裏で。偶然見ちゃった』
周助が言う言葉を遮って。
『後夜祭、周助なら来てくれるって思ってた。信じてた。信じきっちゃってた。……それなのに周助は、他の女の子と浮気して！キスもして！何なの！？周助に恋した私が悪かったの！？』
一気に言ってしまったためか、息切れしてしまう。
「…‥」
『……ごめん。一方的に言っちゃった』
「…‥いいよ」
そして私は。
『周助、好きだった。ずっと好きだった』
「……僕も、だよ」
最期くらい期待させてよ…‥
ねえ、周助。
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takiさん、23と31使わせて頂きました。
ネタ提供、ありがとうございます！
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spark(プロフ) - ちろさん» ありがとうございます！自分で書いててマジで柳さんが王子様に見えてきた…///これからもリクありましたらじゃんじゃんお願いします！ (2019年1月1日 14時) (
レス) id: 90c4c16584 (このIDを非表示/違反報告)
spark(プロフ) - ももいちご。さん» 大丈夫です！ボードなら見れますので、待っています！ (2018年12月30日 11時) (レス) id: fff401854f (このIDを非表示/違反報告)
ももいちご。(プロフ) - sparkさん» ボードじゃダメですか？こちらだと少し言いにくいので…… (2018年12月30日 11時) (レス) id: ade25ba987 (このIDを非表示/違反報告)
spark(プロフ) - ももいちご。さん» すみません！コミューを見たのですが、どこにも無くて…！長くなっても構いませんので、こちらのコメ欄にて感想、お願いします！ (2018年12月30日 11時) (レス) id: fff401854f (このIDを非表示/違反報告)
spark(プロフ) - 了解です！今見ますね！ (2018年12月30日 11時) (レス) id: fff401854f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：spark | 作成日時：2018年12月6日 18時
